フードシェアリングとは?フードロス削減に貢献するオススメサービス3選【食品従事者が記載】

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どうも。食品メーカーで業務用営業をしている dai(@po_p_o_m)です。
フードロスはご存知でしょうか?
2012年に国連食糧農業機関(FAO)がZERO HUNGER CALLENGE を宣言し、責任ある消費を含め、食料ロスまたは廃棄をゼロにすることを掲げました。日に日にフードロスの問題が世界的にも高まってきております。食べ残しや売れ残りなどで廃棄される食品ロスを減らす活動が広がっています。
その上、2018年には、日本でも様々なフードロスを削減するサービスが誕生しました。今回は、フードロス削減に貢献するオススメなフードシェアリングサービス3選についてまとめてみました。
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フードロスとは
フードロスとは、食料が失われたり捨てられたりしてしまうことを指します。「本来食べられるのに捨てられている食べ物が捨てられている」という点が問題視されております。
実際、日本ではまだ食べられるのに捨てられてしまっている食品(フードロス)が年間で642万トンもあります。そのうち約半分(312万トン)が、消費段階の家庭で発生していると言われており、一人一人が行動の見直しがフードロスを減らしていく上で必要になります。
出典:「【60秒解説】642万トンの食品が廃棄」2015年10月21日 経済産業省発表
出典:農林水産省「食品ロスの現状 H24推計値」
フードロス削減に貢献するフードシェアリングサービス3選
フードシェアリングサービスとは、発生した見切り品や予約のキャンセルなどで発生した食材を必要な方にマッチングするサービスになります。持続的に行われることで、気軽に食品ロス削減に関われる取り組みの一つといえます。売り手と買い手の数が増え、サービス提供エリアが拡大すれば裾野が広がっていく、と推測されます。
日本国内でサービスをリリースしているのをまとめてみました。
- 定額制をいち早く実現した「ReduceGo」
- 単品購入可能な「TABETE」
- 飲食予約と定額制のハイブリッド「FOODPASSPORT」
定額制をいち早く実現した「ReduceGo」
「ReduceGo」とは、余剰食品削減プラットフォームで、食品ロスを減らしたい飲食店と、お店の料理を安く食べたいユーザーをマッチングしたサービスになります。しかも、定額(月額)でテイクアウト可能になります。
- 月額料金 1,980円
- 利用頻度:毎日2回までご注文が可能とのこと。
- 展開エリア:東京都23区内(以後順次担当エリアを拡大予定)
- サービス開始時 2018年4月5日〜
- 店舗数 137店舗(2018年11月4日現在)
いち早くリリースしたサービスですが、まだまだ加盟店舗が少ない印象。加盟店舗を増やして、定額利用者の満足度を上げる必要があるかな。
①【食のプロが分析】食の定額制「Reduce Go」における6つの懸念点
②食の定額制「Reduce Go」の3つの魅了的なメリットをまとめてみた
③起業したい人必見。食の定額制「Reduce Go」の完璧な新規事業の立ち上げ方
④【リリース前から徹底分析】「TABETE」と「ReduceGo」の6つの違いと8つの共通点【2018年版】
⑤会員登録は無料?ReduceGOのサービスの登録の仕方と利用の仕方についてまとめてみました。
⑥「Reduce Go」を使いこなすためには?利用する上で知っておきたい10の注意事項【食品従事者記載】
⑦「Reduce Go」の関西版?「フードパスポート」とは?「Reduce Go」との9つの違いと5つの共通点をまとめてみた。
単品購入可能な「TABETE」
「TABETE」とは、余剰食品削減プラットフォームで、店間際などまだおいしく食べられるのに廃棄の危機に面している食事をユーザーとつなぎ、最後まで売り切ることを応援する、社会派のWebプラットフォームであります。
- 料金 :単品購入のため商品により異なる。
- 展開エリア:東京都23区内(以後順次担当エリアを拡大予定)
- 店舗数 235店舗(2018年11月4日現在)
単品購入のため急速に店舗を増やさなくても利用者の満足度を満たすことができますが、Twitterの活用、プロモーションが成功しており、一歩先に店舗数の拡大しております。プロモーション動画も完成しており、然るべき投資ができている印象。順調な船出だと思います。
①【リリース前から徹底分析】「TABETE」と「ReduceGo」の6つの違いと8つの共通点【2018年版】
②ガイアの夜明けで特集!!「TABETE」の手数料における問題点と克服する案【食品従事者記載】
③フードシェアリング「TABETE」のサービスの登録の仕方と利用の仕方についてまとめてみました。【祝リリース】
④これで完璧?TABETEを利用するうえで知っておきたい10の注意事項【食品従事者記載】
⑤「TABETE」がiOSアプリをリリースに至ったその3つの目的・狙いを考えてみた。【食品従事者分析】
飲食予約と定額制のハイブリッド「フードパスポート」
「FOOD PASSORT」(フードパスポート)とは、飲食店のおまかせメニューとユーザーをマッチングさせる月額定額制サービスになります。飲食店の余剰食材をシェアリングすることを目的としております。
- 料金 :2,980円
- 注意事項:来店ごとに原則ワンドリンクオーダー制
- 頻度:1日1店舗まで有効
- 展開エリア:関西エリア(以後順次担当エリアを拡大予定)
- 店舗数 224店舗(2018年11月4日現在)
上記の「Reduce Go」や「TABETE」とはすこし違い、定額制で余剰食品削減プラットフォームと店舗で予約して訪問してもらう予約サービスを結びつけたサービスになります。ワンドリンク制のため、加盟店舗は集まりやすいでしょう。ただ、ユーザーの利用頻度・満足度を高めていけるかが課題になります。
①実は、「フードパスポート」は余剰食品削減プラットフォームと予約サービスとのハイブリッドであるということ
②「Reduce Go」の関西版?「フードパスポート」とは?「Reduce Go」との9つの違いと5つの共通点をまとめてみた。
③「フードパスポート」は「TABETE」との9つの違いと4つの共通点をまとめてみた。【徹底分析】
④大阪のフードシェアリング、FOODPASSPORT(フードパスポート)のサービスの登録方法と利用方法【写真解説あり】
まとめ
上記のフードシェアリングサービスを要約してみました。お住まいのエリア、利用方法に応じてサービスを選んで利用してみましょう。
サービス | エリア | 料金設定 |
①ReduceGo | 東京 | 定額制 |
②TABETE | 東京 | 単品購入 |
③FOODPASSPORT | 関西 | 定額制 |
さらに詳しくご覧になりたい方はこちらへ。様々な観点でフードロスに関してまとめております。
最後に
今回は、フードロス削減に貢献するオススメなフードシェアリングサービス3選についてまとめてみました。食品業界で働く同業者としてフードロスに関する関心があり、ロンチ前から追いかけていました。自分に合うサービスがあり、機会があればご利用いただくのもアリかと思います。
フードロスに向き合う様々なサービスに関して、独自にまとめたページはこちらになります。ご関心があれば是非どうぞ^^
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