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実は、「フードパスポート」は余剰食品削減プラットフォームと予約サービスとのハイブリッドであるということ【食品従事者記載】

    
実は、「フードパスポート」は余剰食品削減プラットフォームと予約サービスとのハイブリッドであるということ アイキャッチ
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実は、「フードパスポート」は余剰食品削減プラットフォームと予約サービスと...

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どうも。「食彩life」「やさしい食品表示ラボ」を運営している dai です。プロフィールはこちら//食品業界情報はこちら

 

飲食店で発生する余剰商品のシェアリングサービス「フードパスポート」をご存知でしょうか?「FOOD PASSORT」(フードパスポート)とは、飲食店のおまかせメニューとユーザーをマッチングさせる月額定額制サービスになります。

 

今回は、「FOOD PASSORT」(フードパスポート)がただの余剰食品削減プラットフォームではなく、予約サービスとのハイブリッドであることについてまとめてみました。

 

この仕組みを導入することで得られるメリットとデメリットを独自で分析しております。

 

 

「FOOD PASSORT」(フードパスポート)とは

FOODPASSPORT(フードパスポート) 新公式

 

「FOOD PASSORT」(フードパスポート)とは、飲食店のおまかせメニューとユーザーをマッチングさせる月額定額制サービスになります。飲食店の余剰食材をシェアリングすることを目的としております。

株式会社REARS(本社:大阪)が運営しております。

 

フードシェアリングアプリ「FOOD PASSORT」の紹介動画も作成されており、サービスの概要が動画でわかりますよ。

 

 

「フードパスポート」のサービスの概要

「FOOD PASSORT」(フードパスポート)のサービス概要はこちらになります。

 

◉「FOOD PASSORT」(フードパスポート)の特徴

  • 月額料金(税別)   2,980円 → 980円に変更(2019年4月26日以降より改定)
  • 来店ごとに原則ワンドリンクオーダー制
  • 頻度:サービスを使って飲食店へ来店する頻度は、1日1店舗までになり、月10回までの利用可能
  • サービス開始時:2018年秋リリース 2018年10月25日からリリース
  • 展開エリア:関西圏(近畿2府4県)からサービス展開し、関東(1都3県)にも進出。(以後順次担当エリアを拡大予定。)
  • 加盟店舗*:1,195店舗【2020年3月18日現在】 

 

【関連記事】

*作成中

 

FOODPASSPORT(フードパスポート) 利用可能な加盟店舗

 

【追記】

様々なフードシェアリングサービスの中で加盟店舗数No.1を誇るサービスに拡大していましたが、新型コロナウィルスの影響に伴い、2020年4月30日をもってサービスを停止しています。

なお、今後の再開時期に関しては未定とのことで、サービスの再開を心待ちにしています。

 

「フードパスポート」の使い方

「FOOD PASSORT」(フードパスポート)は、店舗とユーザーのマッチングシステムであり、下記のように流れでサービスが生まれます。

 

  1. 写真で検索 or マップで検索
  2. 予約して、お店に行くだけ

 

お店がアップした今日のおまかせ料理写真をアプリで確認できます。そちらを見たうえで、行きたい外食店を自分で選択することができます。

「FOOD PASSORT」(フードパスポート) 使い方

 

おまかせ料理写真とこんな感じです。写真はイメージと記載があります。

「FOOD PASSORT」(フードパスポート) 料理写真 instagram 2020

公式のinstagramでは、フードパスポートに加盟店舗を紹介されておりますよ。

 

 

「フードパスポート」を利用することでできること

「FOOD PASSORT」(フードパスポート)では、飲食店向けの余剰食材対策サービスになり、その上、ワンドリンクオーダー制のため、集客利用にも活用することができます。

 

◎「FOOD PASSORT」が達成できること

  • 食材ロス削減
  • 売り上げup を見込む。
  • 販促費用を削減

 

「フードパスポート」における食品従事者の分析

上記の通り、「FOOD PASSORT」(フードパスポート)では、飲食店向けの余剰食材対策サービスでありながら、店舗で予約して訪問してもらう予約サービスも兼ねている。

 

そのため、先行して東京でリリースされていた「Reduce Go」や「TABETE」とは毛色が違います。こちらに関してメリットに関して記載したいと思います。

 

●ReduceGoreduce go HP② (公式)
●TABETE

 

TABETE 公式ロゴ

 

 

 

余剰食品対策サービスと予約サービスを組み合わせることの2つのメリット

定額制で余剰食品削減プラットフォームと店舗で予約して訪問してもらう予約サービスの2つのメリットはこちらになります。

 

「FOOD PASSORT」のメリット
  1. 飲食店へ登録のメリットを打ち出しやすい。
  2. 食品衛生問題をクリアする。

 

飲食店へ登録のメリットを打ち出しやすい

飲食店としては余剰食品を削減でき、かつ、ワンドリンク制のため収益up に繋がる。

 

「FOOD PASSORT」では、加盟店がアプリ内で掲載したメニュー以外のフードおよびドリンクの追加注文は、店側会計が必要になります。

 

4.当サービスご利用料金以外の必要料金

(1)インターネット通信料、プロバイダー料金、スマートフォン及びタブレット端末の購入料金、その他インターネット利用のために必要となる料金
(2)飲食店で利用する1ドリンク以上の料金、各店舗で定められたチャージ料及び付き出し料、その他店舗で個別に飲食された料金

引用:「FOOD PASSORT」 特定商取引法に基づく表記/最終更新日:2018年7月1日

 

そのため店側としては、「FOOD PASSORT」の登録することはメリットが大いにあります。集客upや食材原価率の抑制、販促費用の削減をすることができます。

 

実際、「Reduce GO」との加盟店舗数(後述)を比較すると、先行してリリースしてある「Reduce GO」と比べて、「FOOD PASSORT」の善戦が見られました。利用時ワンドリンク制が必須のため売上を向上に寄与しやすく、店舗により受け入れられていると分析しております。

 

【追記】

「FOOD PASSORT」が一歩抜け出し、様々なフードシェアリングサービスの中で加盟店舗数No.1を誇るサービスにグロースしております。<2020年3月18日現在の情報になります。>

 

「FOOD PASSORT」 「Reduce GO」
加盟店舗数 1,195店舗** 219店舗*

 

 

食品衛生問題をクリアする

食品衛生問題、特に食中毒のリスクに関してですが、余剰食品を使用するとはいえ、通常時に外食店で飲食するのと変わりません。飲食店で食事を提供するため、食品衛生問題に関して非常にリスクは低いと思われます。

 

ただし、飲食店とはいえ食品衛生管理の意識が著しく低い店もありますので、そちらは自分で判断してみましょう。特にビールの味で見極めることができます。ビールサーバーの定期的な洗浄をしていないと、ビールの嫌な雑味が残りますよ。

 

その上、アレルギーに関しても十分なケアが必要になります。

 

余剰食品対策サービスと予約サービスを組み合わせることの3つのデメリット

定額制で余剰食品削減プラットフォームと店舗で予約して訪問してもらう予約サービスの3つのデメリットはこちらになります。

 

「FOOD PASSORT」のデメリット
  1. ワンドリンク制のため、利用すると実際月額2,980円以上かかる。→アップデートで解消
  2. ユーザー側がしっかりとした理解がないと、トラブルになりそう。
  3. ユーザー側との満足度をかなり上げないと、サービスが継続的に利用されない。

 

ワンドリンク制のため、利用すると実際月額2,980円以上かかる→アップデートで解消

「FOOD PASSORT」では、定額制2,980円で1日1回利用することができます。

 

ただし、フードパスポートで来店された原則ワンドリンクオーダーをお願いしているとのことでした。

4.当サービスご利用料金以外の必要料金

(1)インターネット通信料、プロバイダー料金、スマートフォン及びタブレット端末の購入料金、その他インターネット利用のために必要となる料金
(2)飲食店で利用する1ドリンク以上の料金、各店舗で定められたチャージ料及び付き出し料、その他店舗で個別に飲食された料金

引用:「FOOD PASSORT」 特定商取引法に基づく表記/最終更新日:2018年7月1日

 

そのため、利用すればするほど、2,980円以上の費用がかかってきます。テイクアウトではなく、飲食店で飲食する場合定額制とはいえ、人の目もあります。自然とワンドリンク以上を注文するでしょう。

 

【2019年4月26日より価格が変更】

2019年4月26日から「フードパスポート」のサービスが変更されております。

 

●「フードパスポート」のサービス変更点

  • 月額利用料金(税別)の変更 2,980円→980円に変更
  • 利用回数の上限設定 上限なし→月10回までの利用可能 

 

 

ユーザー側がしっかりとした理解がないとと、トラブルになりそう。

そのため、定額制で利用できると思っているユーザーとの理解を深める必要があります。

 

実際、定額制で利用できると思っていたもののそれ以上費用がかかりますので、しっかりとユーザー側に注意喚起することが必要になります。

 

フードパスポートの加盟店舗で飲食した際に、支払いでもめたりするのもユーザーとの信頼問題、強いては加盟店の信用問題になりますので、しっかりと説明する必要がありそうです。

 

ユーザー側との満足度をかなり上げないと、サービスが継続的に利用されない。

実際、利用すれば定額費用よりかかってしまいます。

 

そのため、継続的にサービスを発展するために、フードパスポートを利用して食べられる料理の質と量を高めることが肝要です。サブスクリプション型モデルの場合、ユーザーとの価値の育成と信頼の維持が必要になります。

 

利用者の満足度があれば、サービスは継続的に利用されます。ユーザー体験の質(or提供する食材)を高めることが課題ですね

 

★サブスクリプション・マーケティングについて知りたい方はこちら♪

 

 

最後に

今回は、定額制で余剰食品削減プラットフォームである「フードパスポート」の余剰食品削減プラットフォームではなく、予約サービスのハイブリッドであることについてまとめてみました。

 

ただ単にフードシェアリングサービスを関西でリリースするのではなく、プラスαとしてワンドリンク制を導入し、飲食店にメリットを明確に打ち出しております。この方法であれば、加盟店舗数を稼ぐことができるでしょう。これからも「FOOD PASSORT」の発展を楽しみにしています。

 

 

フードロスに向き合う様々なサービスに関して、独自にまとめたページはこちらになります。ご関心があれば是非どうぞ^^

 

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