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【リリース前から徹底分析】「TABETE」と「ReduceGo」の6つの違いと8つの共通点【2019年版】

    
【リリース前から徹底分析】「TABETE」と「ReduceGo」の6つの違いと8つの共通点【徹底分析】 アイキャッチ
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【リリース前から徹底分析】「TABETE」と「ReduceGo」の6つの...

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どうも。「食彩life」「やさしい食品表示ラボ」を運営している dai です。プロフィールはこちら//食品業界情報はこちら

 

たまたまテレビ東京のワールドビジネスサテライト(2017年11月2日放映)を見ていると、フードシェアリングサービス「TABETE」が紹介されておりました。『日経トレンディ』のヒット予測100の中から2018年ヒットする可能性を秘めたモノやサービスのベスト10として紹介されてましたね。

 

今回は、「TABETE」がロンチされる前から現在に至るまでの歴史と、「TABETE」と「Reduce GO」の6つの違いと8つの共通点【2020年版】を本気で記載したいと思います。本質のところ(実現未来;理念)はほぼ一緒のように感じましたが、ビジネスモデルは違います。

 

 

「TABETE」とは

TABETE 公式ロゴ

 

「TABETE」とは、余剰食品削減プラットフォームで、閉店間際など、まだおいしく食べられるのに廃棄の危機に面している食事をユーザーとつなぎ、最後まで売り切ることを応援する、社会派のWebプラットフォームであるとのことです。

 

株式会社コークッキングが運営しております。(ワイノック株式会社はシステム運用・保守を担当とのこと。

なかなか「Reduce Go」と似てますね

 

「TABETE」の仕組み

店舗とユーザーのマッチングシステムであり、下記のように流れでサービスが生まれます。

 

  • 店舗側:余剰商品に関する情報を、任意の価格と引取期限を設けて掲載します。
  • ユーザー側:自分の近くのお店からの SOS情報を発見し、食事を Web 決済で購入でき、引き取り期限までに店舗に行けば、商品をもらうことができます。

 

TABETE サービスイメージ

 

<提供方法>

販売商品を処分価格で販売していくとのこと。以前、βテストを行なっており、テレビ東京のワールドビジネスサテライト内ではあるお店の弁当が、1300円→800円処分販売されておりました

 

「TABETE」のβテストを実施→正式ロンチ

βテストは、オペレーションの流れなどを確認するモニタリング(本サービスの開始のため)であるとのことでした。

 

  • 検証エリア:東京23区内15店舗(限定的に開始)
  • 時期:9月4日(月)からβテスト
  • 検証目的:「TABETE」のβテストの実施→サービスの問題点を確認(食事を掲載・販売・準備・提供するオペレーション内)→改善→正式に年内ローンチ予定

 

<展開エリア>

本リリースのエリア未定。βテストに実施エリアから東京23区内と推測してます。

現在は、東京23区付近を中心としたお店が登録されており対象地域は今後全国各地域へ拡大していく予定ですとのことです。

 

<開始始時>

本サービスは2017年年内ローンチを予定ととのことでしたが、2018年春頃に正式リリースを行なう予定です。

正式オープンされております。

 

TABETE 公式HP

 

 

【2018年8月26日追記】

→2018年8月15日にて、TABETE内の加盟店が200店に突破したとのことでした。

 

TABETE 公式Twitter 200店舗

 

【2020年3月19日追記】

TABETEの店舗数*は、500店以上の店舗が加盟されております。

 

 

「TABETE」で実現したい未来

食品廃棄問題を少しでも解決したいとの意向があります。最新のデータ*によると、日本のフードロスは約621万トンとされ、そのうち339万トンが飲食店や小売業などを含む事業者から発生しています。

 

食料廃棄問題(フードロス問題)を少しでも解決する一助になり、地球環境全体としても持続可能な仕組みの構築を成し遂げたい。それが「TABETE」が実現したい未来とのことでした。

 

*引用:環境省_我が国の食品ロス・食品廃棄物等の利用状況等(平成26年度推計)の公表について

 

TABETE フードロス

 

ガイアの夜明け(2018年3月13日放送)をみて感じたこと

2018年3月13日には、ガイアの夜明けで特集されたことに関して、自分の考えをまとめてみました。

 

TABETE 手数料の根拠

 

上記の「TABETE」が想定する手数料に関して食品従事者の立場として持論を述べております。

 

「TABETE」を運営するコークッキングが第三者割当増資を実施

2018年8月9日にて、「TABETE」を運営するコークッキングが、Social Entrepreneur2・CTC・SFCフォーラム・NOWなど6社を引受先とする第三者割当増資*を実施したとのこと。

 

TABETE 公式Twitter 第三者割当増資

 

第三者割当増資とは

会社が新たに新株を発行して資金の調達を行う際、株主であるか否かを問わず第三者に新株の引受権を付与する資金調達の方法のことをいいます。取引先金融機関、役員、従業員党、発行会社と関係のある第三者を特定して新株を発行することも可能ですが、公開会社などは広く投資家から出身を募るために公募が行われるケースが多いようです。

引用:第三者割当増資(だいさんしゃわりあてぞうし)とは – コトバンク 

 

このタイミングでの資金調達(資金額は不明)により、万全なフードロスのプラットフォームの提供の基盤を確保したように思われる。

 

「TABETE」のアプリをリリース

2018年8月20日より「TABETE」の ios app がリリースされたとのこと。

→2019年1月16日にてAndoroid版もリリースしておりますよ。

 

TABETE iOS

 

今までウェブ上のプラットフォームを使用していたが、アプリになればよりユーザーの利便性が上がり、活発なフードレスキューが行われるでしょう。

 

 

【追記】

2018年10月11日では、Apple Storeの「フード/ドリンク」アプリランキングでTABETEが1位にランクインしたとのこと。なかなかの快挙ですね^^

TABETE 公式Twitter Apple Store1位

 

「TABETE」紹介動画の発表

2018年9月6日に、独自PVを作成されております。

 

フードシェアリングアプリ「TABETE」の紹介動画で、余剰商品をレスキューしている様子が動画でわかりますよ。

 

動画の方がサクッと理解できるため、新規ユーザーがサービスを始めて利用する時に感じる心理的ハードルを越えることも容易になることでしょう。

 

【追記】快挙!「楽天テクノロジー & イノベーションアワード2018」にてイノベーション賞を受賞

「楽天テクノロジー&イノベーションアワード2018」にてTABETEがイノベーション賞を受賞したとのこと。

 

【受賞者】TABETE.ME(株式会社コークッキングによる事業)

<受賞理由>
日本は、レストランのクオリティやサービスの水準が高いと言われていますが、一方でその維持のため、多くの食料を廃棄しています。TABETE.MEは、日本におけるレストランの食料廃棄問題を解決するサービスです。

加盟レストランはTABETE.MEにお店の写真と現在の在庫情報を掲載することで、ユーザーに対してお知らせすることができます。ユーザーは、ウェブ上で食材を注文し、店舗にて受け取ることができます。TABETE.MEはレストランが持っている在庫食材の販売を手助けすることで、ユーザーに良質な食材を安価に提供しながら、食料廃棄削減に貢献しています。

社会問題を解決する革新的なビジネスモデルの創造と技術活用を進められていることを評価し、本賞を贈ることを決定しました。

引用:「楽天テクノロジー & イノベーションアワード2018」を発表 | 楽天株式会社

 

【追記】「POTLUCK」と業務提携

ランチの定額テイクアウトサービスを行う「POTLUCK」と業務提供されたとのことでした。ますますフードレスキューが加速するかと想定されます。

 

TABETE 公式Twitter POTLUCKと業務提供

 

POTLUCKとは、忙しいランチタイムに美味しい料理を待ち時間なしでテイクアウトできるサービスになります。関心があればこちらの記事でご覧ください。

 

【追記】市町村との連携し、官民協力してフードロスをなくす

「TABETE」は、市町村との連携も行っており、官民協力してフードロスをなくす動きが活発的です。

 

  • 浜松市との協定
  • 金沢市との連携
  • 横浜市との連携
  • 大阪市との「食べ残しゼロ」の協定 

 

【追記】JR東京駅でのレスキューデリの実証実験

また、東京駅で期間限定の実証実験されておりました。

 

  • 実施期間:2020年1月14日~2月14日
  • 営業時間:エキナカ店舗の営業終了以降
  • 実施場所:JR東京駅指定の従業員休憩室
  • 対象者:東京駅で働く商業施設、駅施設などの従業員
  • 出品商品例:パン詰め合わせ、弁当、おにぎりなど 

 

この結果次第ではリアル店舗の出店の可能性もありますね。

 

 

「Reduce GO」とは

reduce go HP② (公式)

 

一方、「ReduceGo」とは、定額(月額)で余剰食品をテイクアウトできるプラットフォームで、食品ロスを減らしたい飲食店と、お店の料理を安く食べたいユーザーをマッチングしたサービスになります。

 

  • 月額料金     1,980円
  • 利用頻度:毎日2回までご注文が可能とのこと。
  • 展開エリア:関東エリアと名古屋エリアに対応。以後拡大予定。(全国展開を視野)
  • サービス開始時   2018年4月5日〜

 

 

 

「TABETE」と「Reduce Go」の6つの違い

ようやく本題になります。

「TABETE」と「Reduce Go」の違いについて表にしてみました。<2018年10月30日追記しております。>

 

意外と違いがありました。表より収益性では「Reduce Go」が定額のため安定するでしょうし、リスクマネージメントの意味では「TABETE」の方がまだ管理しやすいと思います。

 

「TABETE」 「Reduce Go」
①提供価格の

違い

250円〜680円 定額制

1,980円

②商品価格が

見えるか?

オープン。 クローズ。
③提供する

商品数

ある程度の量で

問題なし。

定額制でないため、

顧客が求める

サービスの

ハードルは低い。

非常に多くないと

サービスとして

厳しい。

定額制のため

顧客が求める

サービスの

ハードルは高い。

④利用者の

立ち位置

単品購入のため、

買わない選択肢があり、

購入決定の意思が委ねられている。

定額制のため、積極的にサービスを使用する。
⑤食品に関する

リスク管理

提供する商品

がある程度の

リスクはある。

提供する商品

が多いためリスク

を大きい。

⑥収益性 単品販売のため

売れなければ

収益が上がらず、

いかに収益化に

つなげるかが課題。

定額制のため、

安定。

 

  • 「TABETE」としてはいかに収益につなげるか事業としての課題ですね。購入に強制力がないために、そこをいかに買ってもらうように仕掛けるかが肝要ですね。
  • 「Reduce Go」としてはいかに顧客満足度を下げすにユーザーの離反を防ぎ、お店を確保するかが課題ですね。

 

【2020年3月18日追記】

「TABETE」 「ReduceGO」
加盟店舗数 566店舗* 219店舗**

→店舗数の観点で見ると、TABETEの方が順調に推移しております。

 

 

「TABETE」と「Reduce Go」の8つの共通点

「TABETE」と「Reduce Go」の共通点は下記の通りになります。

 

  1. 余剰食品削減プラットフォームであること。
  2. 簡単に決済ができること。
  3. 期限内にお店まで自分で取りにいくシステムであること。
  4. 理念はほぼ一緒で、食品廃棄問題を少しでも解決したい。
  5. 店側にとって集客と収益と社会的な貢献ができる。
  6. ユーザーにとって様々な飲食小売店の余剰商品を食べることができる。
  7. 事前に登録者を市場に確認し(需要確認)、供給を想定している。
  8. 東京都内のエリアでローンチ。

 

最後に

今回は、「TABETE」がロンチされる前から現在に至るまで歴史と、「TABETE」と「Reduce GO」の6つの違いと8つの共通点をまとめてみました。

 

比較して調べるうちに共通点もありましたが大きな違いもあり、切り口は一緒でもマネタイズの仕方が違うだけでこうも違うのかと感心しました。理念はほぼ一緒で食品廃棄問題を少しでも解決し、持続的な地球環境の維持・改善を目指す「TABETE」と「Reduce Go」。

 

今後2社とも様々な問題があると思いますが、乗り越えて良いってもらい、ぜひ関西でローンチしてください。これからも「TABETE」と「Reduce Go」の発展を楽しみにしています。

 

 

フードロスに向き合う様々なサービスに関して、独自にまとめたページはこちらになります。ご関心があれば是非どうぞ^^

 

 

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