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【朗報】TABETEがアップデート!利用規約変更のポイントとその効果と現状課題を分析してみた(2019年3月1日より)

【朗報】TABETEがアップデート!変更点のポイントと変更における効果と課題(2019年3月1日より) アイキャッチ

どうも。食品系メディアを複数を運営している dai です。(プロフィールはこちら!運営メディアはこちら!「食彩life」「やさしい食品表示ラボ」「食品OEM・PBポータルサイト 食彩名鑑」)

フードシェアリング、TABETEはご存知でしょうか?

「TABETE」とは、廃棄の危機にある食品を手軽が手軽で購入できるプラットフォームになります。2019年3月1日より、TABETE利用規約が大きく変更いたしました。この変更でTABETEがより活発になり、フードロスを削減できるのではないかと思います。

今回は、「TABETE」の利用規約の変更点のまとめ(2019年3月1日以降適用)とその変更における効果と現状課題を独自分析してみたいと思います。2018年4月にリリースされ、順調に拡大し、ユーザー数は約8万7千人以上、店舗数は500店舗を超えるぐらいになっておりますよ。おそらく、TABETEの今の課題は商品の確保であるように個人的には分析しております。

目次

フードシェアリング「TABETE」とは

TABETE ヘッダー(公式)

まず、「TABETE」とは、どんなサービスでしょうか?

「TABETE」とは、廃棄の危機にある食品を手軽にレスキューできるWebプラットフォームになります。いままで飲食店では、品質上問題なくても、泣く泣く廃棄しておりました。まだ食べられるのに廃棄するのはおかしいとのことで、このサービスでは、食べてもらえるユーザーをITを駆使してマッチングしております。

  • 出品商品の販売価格帯:250円〜680円
  • 展開エリア:東京都を中心に関東エリア、石川、静岡、愛知、大阪、兵庫、福岡など(以後順次担当エリアを拡大予定)
  • 加盟店舗数*:566店舗(2020年3月18日現在の情報になります。) 
  • 登録者数:約10万7千人(2019年4月8日現在の情報になります。)

フードシェアリング「TABETE」の利用規約変更のまとめ及び変更におけるそれぞれの効果

2019年3月1日から適用される「TABETE」の利用規約変更について要約してみました。

  1. 販売価格帯(250円〜680円)の導入
  2. 加盟店舗の利用手数料の変更 売上の35%→一律 150円/個
  3. TABETEへの加盟店舗の掲載条件 3ヶ月間出品しない場合、店舗ページが非表示対応(相談後) 

販売価格帯(250円〜680円)の導入とその予想効果

「TABETE」では、2019年3月1日から出品価格を導入されるとのことでした。

販売価格帯(250円〜680円)の導入

廃棄危機のある料理をTABTEに出品するにおいて、価格を設定することが加盟店舗には非常に難しいかと思われます。なぜなら、目安がないからです。そこで販売価格帯を導入することで、加盟店舗は価格帯の目安がわかります。また、利用者の購入価格帯が高すぎないレベルで設定されており、非常に興味深い価格設定ですね。おそらく今まで運営されてきたデータより、はじき出した価格では…

加盟店舗の利用手数料の変更とその予想効果

「TABETE」では、2019年3月1日から加盟店舗の利用手数料が変更されるとのことでした。

売上の35%→一律 150円/個

以前にTABETEの手数料が高いとの記事を記載しましたが、やはり変更してきましたね。

加盟店舗にとっては、よりわかりやすくになりましたね。ただし、どの価格でも安くなったわけではありません。販売価格帯を設け、一律の手数料へ変更することより、売上に対する手数料比率が変わってきます。簡単に言うと、高く売った方がお得であるとのことです。

販売価格利益額売上の何%か?
250円100円60%
428.57円278.75円35%
500円350円30%
680円530円22%

一律 150円の手数料のため、428円を分岐点として以前の売上の35%の手数料より高くなります。もちろん、上限価格の680円で販売できれば、530円の利益が発生(売上の22%)します。ただし、販売できなければ意味がないので、どの価格帯を販売していくかは分析が必要ですね。(例えば、実験様々な価格帯で出品する など)

TABETEへの掲載 利用期限の設定とその予想効果

「TABETE」では、TABETEへの加盟店舗の掲載条件を設けることになったとのことでした。

TABETEへ利用して、3ヶ月間一度も出品がなかった場合、TABETE事務局より確認・相談の上、店舗ページを非表示対応になります。

今回の変更点において、より活発にフードロス削減に向けて商品を出品してほしい意気込みが伝わりました。ユーザーに満足してもらうために、余剰商品がなければユーザーとのマッチングができなくなります。より活発的に利用してもらうための施策でありますね。

フードシェアリング「TABETE」の利用規約変更から分析するTABETEの現状の問題点

上記の通り、フードシェアリング「TABETE」の利用規約変更から分析するTABETEの現状の問題点はおそらく下記の箇所にあるように個人的には分析しております。

  • 利用者の数に比べ、加盟店舗の少なさ
  • 商品アイテムの欠如

プロモーションの成功、Twitterとの若者層の取り込み、世界一受けたい授業での特集でより世間に「TABETE」の存在を認知されたかと思います。ユーザー数は約8万7千人は非常に多いですよね^^わずか一年も満たない状況で、そのユーザー数を積み上げられたのはただただ、素晴らしいと思います。

ただ、次の段階では、その興味を持ってもらったユーザーを定期的に利用してもらうために、より多くの商品を加盟店舗に出品してもらう必要があります。せっかくTABETEのページを開いたのに、レスキューできる商品がなければがっかりしますよね。加盟店舗が積極的に出品してもらうために、販売価格帯の導入、加盟店舗の利用手数料の変更を実施されます。さらに、加盟店舗の掲載条件まで変更するとのことで、本気ですよね。

TABETE COO 篠田氏が2019年2月25日に下記のツイートしているように個人的な分析はあながち間違っていないのでは…と推測しております。

TABETE twitter COO 2019年2月25日

最後に

今回は、「TABETE」の利用規約の変更点のまとめ(2019年3月1日以降適用)とその変更における効果と現状課題について分析してみました。

変更点を分析する前はここまで大きな変更すればA/Bテストができないのでは思っておりましたが、目的が商品アイテムの拡充と推測できるため、納得しました。約8万7千人のユーザー数をより積極的に利用しやすい環境を整えるための施策あるように感じました。

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