就活生・転職者に捧ぐ。食品メーカーで働くさまざなメリット、デメリットを主観で書いてみた!
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どうも。「食彩life」「やさしい食品表示ラボ」を運営している dai です。(プロフィールはこちら//食品業界情報は→こちら)
就活生、転職者にも人気な食品業界。皆さんは、食品業界にどのような印象がありますか?
今回は、食品メーカーで勤務する僕が5つのメリット、3つのデメリットを忖度なく記載したいと思います。
ちなみに僕は食品メーカーを2社で勤務したことがあります。(現在もその2社目で勤務中)その上、大学でも北海道で食品を専攻しておりました。一部見方にバイアスがかかっておりますが、個人に意見だと思って暖かく見ていただけたら幸いです。
最後に「食品業界で勤務する営業としてのあるある」を書いております。
今ココ◉就活生・転職者に捧ぐ。食品メーカーで働くさまざなメリット、デメリットを主観で書いてみた!
◉食品メーカー営業マンが語る!食品メーカーの営業の大きな2つの違い
◉食品メーカーの営業職でもキツさが違う?本気でお勧めしない2つの条件
◉食品メーカーならでは?5つの職種(営業以外)についてリアルの仕事内容をまとめてみた。【食品従事者記載】
◉食品業界志望者なら少なくとも食品工場を見学しておくべき6つの理由
◉食品メーカーと問屋の業務内容と違いについて食品従事者が記載してみた。
食品メーカー勤務の5つのメリット
僕が感じる食品メーカー勤務のメリットは、下記の通りになります。
- 仕事の安定性
- 仕事としてのやりがい
- 新商品の情報をいち早くキャッチできる。
- 何気なく勉強できる。
- 自社商品を社員価格で購入できる。
仕事の安定性
食品業界は非常に安定した職種であり、基本的には食いっぱぐれなない。
仕事のやりがい
食品メーカーの営業職ならこの商品を担当エリアでたくさん販売した、研究職ならこの商品を自分で開発した、生産職ならこの商品の生産を担ったetc、仕事としてやりがいを得やすい。
ちなみに、僕自身のやりがいはPB食品を提案を含めて、一から作れることですね^^
食品関連の最新情報をキャッチできる
どの業界にも言えることだが、食品業界で勤務しているため、食品関連の最新情報やトレンドをいち早くキャッチすることができます。その上、新商品展示会(加藤産業、国分、外食産業フェアー、FABEXなど)があり、他社メーカーの新商品を通常より早く知ることができます。
何気なく勉強できる
食べることが仕事に繋がるので、色々な食品を食べたり外食したりしても無自覚に知識を習得しやすい。もちろんそれだけの知識では、業務で使用する知識に足りませんが、新入社員が始める勉強のとっかかりとしては十分だと思われます。
余談ですが、食品メーカーを含む食品業界では、勉強の一環として惣菜管理士や食品表示検定の資格の取得を推奨されております。食品業界で末長く活躍したい場合は取っておいても損のない資格になります。
僕自身、惣菜管理士一級、食品表示検定中級を取得しており、順調に食品従事者としてのキャリアを培っております。可能であれば、取得しておきたいですよね。
自社商品を社員価格で購入できる
一部例外のある会社もあるかもしれませんが、自社製品を社員価格で購入することできます。その上、営業職であれば試供サンプルを食べることができます。僕自身、大きなプレゼン前なら味を知ってる商品であっても食べてみて、商談に活用しています。
余談ですが、仲良くなった他のメーカーの方から新商品や展示商品を頂いたりすることもあります。
食品メーカー勤務の3つのデメリット
僕が感じる食品メーカー勤務のデメリットに関して下記の通りになります。
- コンプライアンス違反で会社倒産の可能性あり
- 他業界に比べて給料が安い。
- 仕事で調理する機会が多い。
食中毒やコンプライアンス違反により、会社が傾く…
当たり前ですが、コンプライアンス違反(表示偽装、虚偽、異物混入等)があれば会社が傾き、場合によっては倒産することがあります。その上、食品は消費者の信用やブランドイメージにより購入してもらっており、上記の理由で信用を失えば業績が急転直下に下がることが多いにあり得ます。
また人口減少により市場が徐々にシュリンクしています。そのため、一部のコンビニ、一部の量販店といった勝ち負けがしっかりできており、今後も抜本的なM&Aなどがない限りこの傾向は変わらず、ジリ貧傾向はつづくと推測されます。
他業界に比べて給料が安い
食品業界は、他業界に比べて給料が安いです。一部大手企業を除きますが、会社の決算書を比較してもらえばわかりますが、儲かりません。具体的に、10円のお菓子と200万の車を販売する場合を比較して考えてみましょう。
●10円のお菓子と200万の車の比較
店頭で10円で販売されているお菓子と、200万で販売している自動車では、200万の売り上げをお菓子で計上するには20万食販売しなければなりません。
しかし、お菓子と店頭(コンビニ、スーパー等)の間に問屋が入りますので、マージンもかかります。もちろんお菓子メーカーとしては売り上げは200万以下ですし、粗利も少なくなります。そのため、企業として余剰キャッシュをあまり持つことができません。
仕事で調理する機会が多い
食品業界に勤務していると、部署によりますが調理する機会が多くあります。僕自身、営業として外食用レシピ案を作成したり、お客様の前で試食プレゼンする機会が多くあります。料理を作ること自身、全く苦でありませんので、僕は問題ありませんが、調理が嫌な場合は厳しいですね。
ただ、大手企業になればレシピ作成部隊もありますが、その場合でも営業プレゼンで必要な場合もあるとのことでした。
営業としてのあるある
食品メーカー勤務の営業としてのあるあるに関して下記の通りになります。
- スーパーの特売日、お得情報などを無意識に知る。
- 自社商品のみならず、他社主力商品の価格を覚えてしまう。
- 値上げ案内は大変。
- 欠品騒動も大変。
- 食に対するこだわりが強い人が多い。
- 職場が体育会系。
- 自社製品や競合商品に飽きやすい。(個人差あり)
- プライベートで商品を食べても分析してしまう癖が出る。(個人差あり)
①各々のスーパーの特売日やお得情報を無自覚に覚え、家族に感謝される。
②自社製品だけでなく、他社製品の有力商品の価格を覚えてしまう。(シャウエッセン、おいしい牛乳等、覚えてます)
③値上げ案内は… やっぱり辛い。
④欠品騒動の辛さは… 何事にも変えられない辛さがある。
→決着点を話し合い、落とし所さえ決めれたら問題はないです。過ぎ去れば何事もないんですが、瞬間瞬間としては辛いものがある。
→そんな時はアルコールに頼りがち…
⑤食に対するこだわりが人が多い。(僕の体験談)
→そのような人はチェーン店で食べることを過剰に嫌がる。
僕も食のこだわりが非常に強く、チェーン店を食べないわけではないが、チェーン店に行きたいマインドの時しか行かないです^^;
そんな僕がオススメする店はこちら。どこの店も誰に紹介しても恥ずかしくない店になりますよ。
◉<コスパ飯>都会では食べることができない、「味波季」(兵庫県浜坂港)の日替わり定食を是非ご堪能あれ!
◉<予約困難>枝魯枝魯(京都)がデートにふさわしい5つの理由
◉四季島利用者と遭遇?北海道で一番の旅館、滝乃家の最高級の食事を堪能しよう
◉まるごとトマトサラダ印象的なハンバーグ「グリルキャピタル東洋亭」(京都)
⑥職場がバリバリの体育会系であることが多い。
⑦自社製品に飽きる時がある。(僕の意見です)
→自社製品が該当するカテゴリーに飽きる時がある。(僕の意見です)
⑧そのカテゴリーをプライベートで食べても、分析してしまう癖が出る。(僕の意見です)
業務用の営業をしており、同業メーカーや問屋にPB食品の提案することが多くあります。
その際、資料に説得力を持たせるために提案する商品の競合商品はもちろん、最近のトレンドなど該当する食品を全て食べます。無目的に食べるわけではなく、味の傾向、具材感、価格帯、デザイン、顧客ゾーンなどを分析しております。
記事で少し分析した一例があります。PB提案資料ではありまんので仰々しくありませんが、普段でも家でもこんなことをしております^^
まとめ
最後は主観が非常に色濃く出ましたが…
やはり食品メーカーの営業マンとして、自社製品を試食販売・試食プレゼンして「美味しい」と言われば嬉しいです。その上、「君から買うよ」「君だから買うよ」「〇〇君となら仕事がしたい」って言ってもらったうえで売上が立てば何事にも形容しがたいの喜びですね。
僕は食が好きなことと、食を提案すること、新しい味覚を発見することが好きなんだと、改めて思いました。そのためこのブログを発信するきっかけにもなりました。
駄文にもかかわらず最後まで読んでいただきありがとうございます。他の記事も読んでいただき、食品業界の選択に一つの指標になれば幸いです。
今ココ◉就活生・転職者に捧ぐ。食品メーカーで働くさまざなメリット、デメリットを主観で書いてみた!
◉食品メーカー営業マンが語る!食品メーカーの営業の大きな2つの違い
◉食品メーカーの営業職でもキツさが違う?本気でお勧めしない2つの条件
◉食品メーカーならでは?5つの職種(営業以外)についてリアルの仕事内容をまとめてみた。【食品従事者記載】
◉食品業界志望者なら少なくとも食品工場を見学しておくべき6つの理由
◉食品メーカーと問屋の業務内容と違いについて食品従事者が記載してみた。
「食彩life」の運営者 dai が食品業界を分析した内容を無料で配布しております。
令和時代に向けて是非とも知っておきたい食品業界情報になりますよ。
食品業界の実態・トレンドを知ることで、食品業界の知識の向上に役立たせることができます。また、食品業界を目指している方にとって、食品メーカーで従事していた生の意見(一次情報)を知ることができます。
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