オフィスグリコのオーガニック菓子版?snaccuru(スナックル)を利用する前に知っておきたい7のこと
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どうも。「食彩life」「やさしい食品表示ラボ」を運営している dai です。(プロフィールはこちら//食品業界情報は→こちら)
2018年は様々なフードロス削減サービスがロンチされて、フードロス元年と謳える年ではないかと個人的には分析しております。2019年もフードロスに関して世間の関心が高まり、ますます活況を帯びております。
2019年2月1日より、オーガニック・ヘルシー版の置き菓子サービス、snaccuru(スナックル)を株式会社ツクモがリリースしました。ビジネスモデルがオフィスグリコによく似ているなと思いましたが、印字ミスなどの廃棄見込みのあるフードロス菓子(ヘルシーな菓子)を提供するとのことでした。
今回は、「snaccuru(スナックル)」を利用する前に知っておきたい7のことを記載したいと思います。
オーガニック・ヘルシー系のお菓子の置き食「snaccuru(スナックル)」とは
snaccuru(スナックル)とは、企業向けのオフィススナックサービスになります。いわゆるオフィスグリコのオーガニック・ヘルシー版で、オーガニック認証を取得している商品や、白砂糖不使用、グルテンフリー、トランス脂肪酸不使用などの菓子を取り扱うサービスになります。
貯金箱型集金システムが特徴のグリコのオフィス販売になります。100円、150円、200円程度で菓子、アイス、飲料を購入することができます。小腹が空いた時、お腹を満たしたいときにコンビニに行かずに簡単に利用することが可能です。
<参考>フードロスとは?
フードロス(食品ロス)とは、食べるために作られた食料が、失われたり捨てられたりしてしまうことを指します。サプライチェーンの流れの中で、まだ食べられるにも関わらず、様々な理由で失われたり、捨てれられたりしています。フードロスの定義は様々ですが、このHPでは、フードロスを環境省や農林水産省が用いられているように「食べられる食べ物が捨てられること」という意味で使用しております。
2015年に国連の「持続可能な開発サミット」で採択された2016年から2030 年までの国際目標の中で、食品ロス関係の記載があり、持続可能な生産消費形態を確保する目標を掲げております。
2030年までに小売・消費レベルにおける世界全体の一人当たりの食料の廃棄を半減させ、収穫後損失などの生産・サプライチェーンにおける食品の損失を減少させる、とのことでした。
日本のフードロスは年間643万トン。そのうち家庭から291万トンが発生
実際、日本ではまだ食べられるのに捨てられてしまっている、フードロス量は、643万トンと推計されております。(2016年度)
まだ食べられるものが捨てられてしまう問題、フードロスについて、社会全体が考えていかなければならない課題になります。日本のフードロスのうち291万トンが、消費段階の家庭で発生していると言われており、一人一人が行動の見直しがフードロスを減らしていく上で必要になります。
さらに、フードロスに関して深く知りたい方はこちら。
①フードロス(食品ロス)とは?食料ロスと食料廃棄の違いや原因など、食品従事者が徹底的にまとめてみた。
②今から家庭でできる!いち消費者の6つのフードロス対策【食品関係者記載】
③食品業界が取り組むべき8つのフードロス対策とは【現役食品メーカー勤務者が分析】
社内設置型の菓子スタンド「snaccuru(スナックル)」をオフィスで利用する前に知っておきたい7のこと
snaccuru(スナックル)を利用する前に知っておきたいことは要約しております。
- 取り扱う商材と現時点での取り扱う菓子の種類
- フードロスに対する貢献の仕方
- 展開エリアは、東京23区を中心。
- キャッシュレス決済が可能。
- 導入事例
- 導入プランに関して
- 契約期間に関して、6ヶ月(以降、自動更新)になります。
【追記】
昨今のコロナ禍における社会情勢とオフィス環境の変化に伴い、サービス継続が困難であると判断され、snaccuruのサービスの提供を6月末日をもちまして終了したとのことでした。
取り扱う商材と現時点での取り扱う菓子の種類
snaccuru(スナックル)が取り扱う商材は、下記の菓子や飲料を取り扱うとのことでした。
- シューガーレス
- 無添加
- オーガニック
- グルテンフリー
- トランス脂肪酸不使用 etc
上記の健康志向のアイテムをオフィスにおき、仕事の合間に健康的な間食を摂取し、仕事のパーフォマンスに寄与したいとのことでした。
【追記】
180種類ほどの菓子類を提供しているとのことでした。
個人的な意見ですが、規模・販路が安定していけば、利益を確保するためにPB商品を作るのでは…と推測しております。その方が利益を確保できるし。
●【PB商品の商品化実績あり】NB商品とPB商品の違いと実態をまとめてみた。 ●消費者におけるPB商品の2つのメリットおよび2つのデメリットをまとめみた。【PB商品の商品化実績あり】 オススメ●加工食品の作り方
フードロスに対する貢献の仕方
snaccuru(スナックル)のビジネスモデルでどのようにフードロスに貢献するのでしょうか?
印字や包装などの不具合により、正規の販売流通に乗せられなかったフードロス食材を活用するとのことでした。そのことで、安く仕入れることができ、通常価格の2~4割引で提供することが可能になりました。
正規流通に乗らないフードロス食材を処分販売することが食品メーカーの営業としてよくありますが、今後、snaccuru(スナックル)がグロースしてきた際に、健康志向のフードロス食材を必要な分を仕入れることができるかどうかが、少し気がかりです。
なぜなら、見切り品、処分販売品、訳あり品は、小売店にとって非常に求められます。「1/3ルール」で取りざたされるのは、大手小売店ぐらいで、中小規模の小売店は特売などの集客のタネになるから求めてきますよ。
オフィスグリコの場合は、あくまで自社商品での販売が主のため、商品を確保でき、利益もある程度確保することができるのですが…はたして、snaccuru(スナックル)はどうでしょうか?
展開エリアは、東京23区を中心。
snaccuru(スナックル)の展開エリアは、東京23区を中心に展開しております。ただ、全国展開できるようにサービスの改善に邁進するとのことでした。
キャッシュレス決済が可能。
snaccuru(スナックル)では、提携アプリによるキャッシュレス決済を導入しているとのことでした。置き菓子サービスで非常に問題になる、商品代金未払いを未然に防ぐことができます。
実際、僕が勤務していた会社にオフィスグリコがあるのですが、商品代金未払いが発生してしまい、集金額が合わない問題が発生しておりました。会社にあるオフィスグリコにも可能であれば、キャッシュレス決済を今すぐ導入してもらいたいものです。
【後日談】最近確認すれば、paypayが利用できるようになっておりました^^
導入事例
snaccuru(スナックル)では、下記の会社が導入されております。コンビニに買い物に出るのが億劫の時に、簡単に会社で菓子類を購入できるサービスは非常にありがたいですよね。
- パナソニック 日比谷オフィス
- ユーザーベース*
- マネックス・セゾン・バンガード投資顧問株式会社
- 株式会社マイクロアド 等
余談ですが、ユーザベースとは、ソーシャル経済メディア「NewsPicks」を運営する会社になります。ご関心があればどうぞ。
関連記事→NewsPicksのプラン・価格・特徴を一覧形式(無料、プレミアム、アカデミア)で図解解説してみた。【有料会員が記載】
導入プランに関して
snaccuru(スナックル)の導入プランは、下記の通りになります。現在3パターンのプランが用意されております。それぞれの費用に関しては記載はありませんでした。そのため、価格が気になる方は、HPからお問い合わせしてみよう。
現在初期費用に関して、導入100社まで無料キャンペーン実施しているとのことでしたよ。(通常は10,000円(税抜)かかります。)
契約期間に関して、6ヶ月になります。
snaccuru(スナックル)の契約期間に関して、6ヶ月になります。6ヶ月以降は、自動更新になります。
snaccuru(スナックル)の契約期間は6ヶ月未満での契約解除に関して、什器撤去など諸手数料が発生するとのことでした。費用は記載がなく、不明になります。確認しましょう。
最後に
今回は、「snaccuru(スナックル)」を利用する前に知っておきたい7のことについて記載いたしました。
snaccuruがリリースされた時から注目して拝見しておりました。オーガニック・ヘルシー菓子を取り扱うため、オフィスグリコとの差別化はできているかと思われます。一つでも多くの会社に導入すれば、購入のデータも獲得できるため、より販売できる商品を陳列できるかと思われます。
snaccuru(スナックル)のご活躍を心から祈っております。
フードロスに向き合う様々なサービスに関して、独自にまとめたページはこちらになります。ご関心があれば是非どうぞ^^
「食彩life」の運営者 dai が食品業界を分析した内容を無料で配布しております。
令和時代に向けて是非とも知っておきたい食品業界情報になりますよ。
食品業界の実態・トレンドを知ることで、食品業界の知識の向上に役立たせることができます。また、食品業界を目指している方にとって、食品メーカーで従事していた生の意見(一次情報)を知ることができます。
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