食品ロス削減ショッピングサイト、Otameshi(オタメシ)とロスゼロの7つの違いと6つの共通点をまとめてみた。
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どうも。「食彩life」「やさしい食品表示ラボ」を運営している dai です。(プロフィールはこちら//食品業界情報は→こちら)
フードロス削減のEコマース(ショッピングサイト)である、Otameshiとロスゼロはご存知でしょうか。両者とも購入するだけで社会貢献できるECサイトですが、それぞれ特色があります。
今回は、Otameshi(オタメシ)とロスゼロとの7つの違いと6つの共通点についてまとめてみました。同じ余剰食品の販売サイトではあるものの、分析してみると違いがありました。
社会貢献型ショッピングサイト Otameshi(オタメシ)とは
社会貢献型ショッピングサイト Otameshi(オタメシ)とは、良い商品をお得に購入できて、少し社会貢献ができるショッピングサイトになります。お買物を通して様々な社会活動団
社会貢献型ショッピングサイト Otameshi(オタメシ)の仕組み
食品ロスの問題が世界的にも深刻な問題になっております。日本では、食べられるのに捨てられてしまっている食品(フードロス)が、643万トンと推計されております。(2016年度)
まだ食べられるものが捨てられてしまう問題、フードロスについて、社会全体が考えていかなければならない課題になります。日本のフードロスのうち291万トンが、消費段階の家庭で発生していると言われており、一人一人が行動の見直しがフードロスを減らしていく上で必要になります。
食品メーカーも例外でなく、泣く泣く廃棄しているという現状があります。その廃棄される理由は様々で、デザイン変更品、商売商品、賞味期限切れ間近、季節商品などで、一般流通できなくなり廃棄を余儀なくされております。
そこで、 Otameshi(オタメシ)で、廃棄予定だった商品を食品メーカーから提供してもらい、食品を中心に定価より圧倒的にお得な価格で販売しております。
社会貢献型ショッピングサイト Otameshi(オタメシ)の支援先とレポート
その上、商品の売上の一部をOtameshiから社会活動団体へ寄付されております。→寄付レポート|Otameshi(公式)
寄付レポートでは、定期的(3カ月単位を目安)に支援内容を更新されており消費者として好感を持ちますね。寄付金に関する領収書もアップされており、信頼感溢れる内容になってますね。
- 認定NPO法人フローレンス
- 日本赤十字社
- 国境なき医師団
- TABLE FOR Two international
- 日本動物愛護協会 etc
本来なら原則既存のルートで販売することができず、泣く泣く廃棄されてしまう商品をOtameshi(オタメシ)では販売することができ、フードロスに貢献しております。
①買うだけでフードロス削減に貢献できる?Otameshi(オタメシ)の登録方法とサービスの利用方法【食品関係者が記載】
②購入するだけで社会貢献ができる?Otameshi(オタメシ)を使用する上で知っておきたい9の注意事項
③食品ロスのショッピングサイト?Otameshi(オタメシ)とtabeloop(タベループ)の8つの違いと6つの共通点をまとめてみた。
④Otameshi(オタメシ)とKURADASHI jp(蔵出し.jp)の7つの違いと6つの共通点をまとめてみた。【食品従事者記載】
⑤ロスフードを販売?Otameshi(オタメシ)とrebake(リベイク)の8つの違いと5つの共通点をまとめてみた。
今ここ⑥食品ロス削減ショッピングサイト、Otameshi(オタメシ)とロスゼロの7つの違いと6つの共通点をまとめてみた。
菓子に特化したショッピングサイト、「ロスゼロ」とは
「ロスゼロ」とは、菓子に特化したショッピングサイトになります。運営会社は株式会社ビューティフルスマイルになります。
2018年6月27日よりサービスを提供され、食品ロスに悩まされている菓子メーカーと消費者をつなぎ合わせるECサイトになります。品質には問題ないが、規格品外品や包装資材の乱れ、などにより廃棄していた菓子を加工してロスゼロのオリジナル商品として販売されております。既存品ではないため、菓子メーカーのNB商品の値崩れを防ぐことができ、商品のブランドを毀損せずに済みます。
その上、収益の一部を途上国の発展に貢献されており、実際、収益の一部をカンボジアのチャムカスバウ小中学校にトイレなど寄贈されております。
◉ロスゼロの仕組み
より詳しく知りたい場合はこちら。
①買うだけで社会貢献できる?ロスゼロの登録方法とサービスの購入方法
②フードロス削減に貢献?ロスゼロを利用する上で知っておきたい8の注意事項!!
今ここ③食品ロス削減ショッピングサイト、Otameshi(オタメシ)とロスゼロの7つの違いと6つの共通点をまとめてみた。
Otameshi(オタメシ)とロスゼロの7つの違い
ようやく本題になります。Otameshi(オタメシ)とロスゼロの7つの違いについて表にしてみました。
意外と違いがありました。大きく違うのは、Otameshi(オタメシ)は食品、飲料に限らず、美容&健康、日用品、ペットフードを取り扱っているに対して、ロスゼロは菓子に特化していることですね。
Otameshi | ロスゼロ | |
①取り扱い
アイテム1 |
食品、飲料に限らず、
美容&健康、日用品、
ペット用品、など |
菓子に特化 |
②アイテム数2 | 1,457アイテム | 52アイテム |
③商品特徴3 | 一般家庭用向け。
カゴメ、UCC、AGFなどの
トップブランドの商品を取り扱う。 |
菓子類を扱う。 |
④販売者 | 食品メーカー、
洗剤メーカー、
ペットフードメーカーなど |
菓子メーカー |
⑤想定利用者 | 幅広い
一般消費者が中心。 |
菓子がお好きな
一般消費者が中心。 |
⑥寄付先の
選択性 |
寄付団体を
選択可能。 |
購入者が自分で
寄付団体を選択不可。 |
⑦最大値引率4 | 80%引きの
商品あり |
オリジナル商品のため、
定価という概念がない。 |
- 2020年3月21日現在の情報を参照しております。
- アイテム数の算出に関して一部売り切れた商品(しかし掲載されている)も算出しております。ロスゼロの場合、会員限定商品も算出しております。
- 商品特徴に関しては下記に記載します。
- 最大値引率の商品に関しても下記に記載します。
Otameshi(オタメシ)とロスゼロの出品商品の特徴
Otameshi(オタメシ)の商品ラインナップ例になります。一般消費者がスーパーで購入している商品がネットでお求めやすく購入することができます。
②
誰もが知るブランドの商品や野菜生活などの有名商品なども取り扱いがあります。その上、会員限定シークレット商品やタイムセールもありますので、非常に便利なショッピングサイトになりますよ。
ロスゼロの商品ラインナップ例になります。
最大値引率の商品に関して
Otameshi(オタメシ)の最大値引率の商品はこちらになります。なんと定価の80%の値引きを実現しております。
掲載日時によって異なります。タイムセール、在庫状況、賞味期限などによって変化しますのでご留意ください。
次に、ロスゼロの最大値引率の商品に関して、算出不可になります。
そもそも出品されている商品は、商品をアソートしたり、通常規格から少量化したり(250g→100g)した、ロスゼロオリジナル商品のため、定価という概念がありません。ロスゼロは既存NB商品とのブランドイメージを毀損を避けるために、このような対策をとられてます。
Otameshi(オタメシ)とロスゼロの課題分析
Otameshi(オタメシ)とロスゼロの課題に関して独自分析しております。
- Otameshi(オタメシ)としては、これまで通り協賛企業、商品ラインナップを拡充させる手法で良いのではないかと思っております。更なる商品力のあるメーカーの商品の取り扱い、一人当たりのOtameshi(オタメシ)での利用頻度を上げることができれば更なる発展ができるでしょう。
- ロスゼロとしては、菓子特化ショッピングサイトとして更なる商品アイテムの拡充を突き詰めて行くべきかと思われます。ロスゼロオリジナル商品の取り組みは素晴らしい取り組みではあるものの、加工、選別、アソートなどの工程は費用・手間がかかるため、販売単価との整合性をどのように取るかは課題だと感じました。競争力のない価格になってしまえば下の子もありませんし。
Otameshi(オタメシ)とロスゼロの6つの共通点
Otameshi(オタメシ)とロスゼロの6つの共通点は下記の通りになります。
- 余剰食品削減のEコマース(ショッピングサイト)であること。
- 簡単に決済ができること。
- 購入することでフードロスの観点で社会貢献できる。
- 賞味期限の近い商品を販売している。
- 会員登録は無料。
- 会員限定シークレット商品の販売がある。
最後に
今回は、同じ余剰食品のショッピングサイトであるOtameshi(オタメシ)とロスゼロを比較し、共通点と違いをまとめております。
比較してみると共通点もありましたが大きな違いもありました。これからもOtameshi(オタメシ)とロスゼロの発展を楽しみにしています。
フードロスに向き合う様々なサービスに関して、独自にまとめたページはこちらになります。ご関心があれば是非どうぞ^^
「食彩life」の運営者 dai が食品業界を分析した内容を無料で配布しております。
令和時代に向けて是非とも知っておきたい食品業界情報になりますよ。
食品業界の実態・トレンドを知ることで、食品業界の知識の向上に役立たせることができます。また、食品業界を目指している方にとって、食品メーカーで従事していた生の意見(一次情報)を知ることができます。
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