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イーサリアムが世界の食糧支援の輪をつなぐ?画期的なWFPの取組み「Building Blocks」とブロックチェーン技術の活用法

    
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どうも。「食彩life」「やさしい食品表示ラボ」を運営している dai です。プロフィールはこちら//食品業界情報はこちら

 

前回は、WFP(世界食糧計画;World Food Programme)と国連WFP協会の違いについて記載しました。両者の名称が類似しており混同してしまいますよね。

 

世界の飢餓をなくすために世界食糧計画(WFP;World Food Programme)が活動しているのですが、その支援の方法が昨今のブロックチェーンの技術により、大きく支援の輪が変わりつつあります。

 

今回は、WFP(世界食糧計画)がプロトコルEthereumのブロックチェーン技術をベースとした食糧支援プラットフォーム「Building Blocks」の開発とその可能性について記載したいと思います。調べていくうちに世界中に潜む飢餓問題や難民支援問題を解決への手段かもしれません。テーマはかなり大きいですが、関心を持ったので記事したいと思います。

 

 

WFP(世界食糧計画)について

世界食糧計画(WFP)

まず、世界食糧計画(WFP;World Food Programme)に関して記載しております。

 

☆世界食糧計画(WFP;World Food Programme)について

  • 飢餓と闘う世界最大の人道機関である。
  • 1963年に設立。
  • 世界のもっとも貧しい20億人以上の人々に食糧を提供する。
  • 20隻の船舶、70機の航空機、地上には5,000台のトラックを備えており、喫緊を要する場所へ食糧や他の援助物資を輸送する。
  • 世界的な学校給食キャンペーンを通して、60カ国の2,470万人の学童に毎日の食事を提供している。
  • 2012年、WFPは80カ国の9,720万人に350万トンの食糧援助を行う。(世界の緊急食糧援助の7割に相当)
  • 予算はすべて国家、民間、個人からの任意の拠出金で賄われる。(2012年の拠出額は39億ドル)
  • ローマに本部を置く2つの機関、食糧農業機関(FAO)と国際農業開発基金(IFAD)と緊密な協力の下に活動を進め、2,100以上のNGOと提携して食糧を配る。

 

全文英語だから気をつけてw

 

世界の飢餓状況について

世界では、8億1500万人(9人に一人)が毎晩空腹で寝ます。さらに3人に1人が何らかの形の栄養失調に苦しんでいます。世界の飢餓状況2015年版になります。

 

世界の飢餓状況2015年版

 

WFPが実現したいビジョン

世界食糧計画(WFP;World Food Programme)は、2030年までに飢餓を解消させるというグローバルな目標を掲げております。

Zero Hunger (The Global to end hunger by 2030)(公式サイト)

 

 

飢餓を撲滅させる5つのステップ( five steps to Zero Hunger)

世界食糧計画(WFP;World Food Programme)は飢餓を解消させる5つのステップで取り組んでいる。

 

  1. 脆弱な人に社会保障に実現を(Put the furthest behind first)
  2. 農業から市場の道を開こう(Pave the road from farm to market)
  3. 食品廃棄を減らす(Reduce food waste)
  4. 持続可能な作物を育てよう(Encourage a sustainable variety of crops)
  5. 子供が生まれてから最初の1000日の間必要な栄養を与える(Make nutrition a priority, starting with a child’s first 1000 days)

引用:Five Steps to Zero Hunger(公式サイト) 

 

 

ブロックチェーン技術による食糧支援プラットフォーム「Building Blocks」の開発について

WFP Building Blocks

2016年4月より、世界食糧計画(WFP;World Food Programme)はブロックチェーン技術による食糧支援プラットフォーム「Building Blocks」を開発しております。

 

ドイツの「Datarella」や英国の「Parity」との提携の上、ブロックチェーンのプロトコルイーサリアムを使って開発しております。

引用:Building Blocks | WFP Innovation

 

WFPの「Building Blocks」の目的

世界食糧計画(WFP;World Food Programme)の「Building Blocks」の目的は下記の通りになります。

 

  • 現金支援をより円滑に迅速に移送させたい。
  • 金融機関に支払う手数料の削減。(ピアツーピアの性質により)
  • 支援者の個人情報の管理徹底(第三者を介在させない)

 

 

ヨルダンにて「Building Blocks」試験的に導入

現在、ヨルダンのアズラック難民キャンプで「Building Blocks」を試験的に導入しており、1万以上のシリア難民を「Building Blocks」のシステムにより支援したとのこと。

 

☆試験導入の結果

  • 難民のセキュリティとプライバシーの強化
  • 会計の改善(第三者を介在さえないことによる)

☆再度検証中

  • 「Building Blocks」が現金輸送のみでなく、供給網への活用ができるかの検証。
  • コンピュータで処理する個人のアイデンティティ情報に「Building Blocks」が活用できるかを検証中

 

「Building Blocks」 ヨルダン

 

最後に

今回、WFP(世界食糧計画)がプロトコルEthereumのブロックチェーン技術をベースとした食糧支援プラットフォーム「Building Blocks」の開発とブロックチェーンの活用法について記載しました。

 

WFPが掲げるヴィジョン「2030年までに飢餓を解消させる」を達成するために最先端な技術を用いて、中央集権的な管理をやめようとしております。発想力、実現力、開発力がピカイチで世界の飢餓を削減させる一助になりうると思います。

 

 

フードロスに向き合う様々なサービスに関して、独自にまとめたページはこちらになります。ご関心があれば是非どうぞ^^

 

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