「TABETE」はフードロスを解決するフードシェアリング市場をリーディングになりうる?他社を置き去りにする4つの施策
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どうも。「食彩life」「やさしい食品表示ラボ」を運営している dai です。(プロフィールはこちら//食品業界情報は→こちら)
以前からフードロス関連の記事を記載してきました。リリース前からTABETEに注目しておりましたが、フードロスをシェアする市場(フードシェアリング市場)で少し抜きん出ているのが個人的な印象です。もしかすると日本市場をリーディングになりうるのでは思うぐらい、様々な施策をスピーディに発表しております。
今回は、「TABETE」の他社を置き去りにする4つの施策について記載したいと思います。ハマる仕掛けに基づいた徹底した仕掛けで起業したい方は必見の内容になります。運営者側の立場になった気持ちで分析しております。
①【リリース前から徹底分析】「TABETE」と「ReduceGo」の6つの違いと8つの共通点
②ガイアの夜明けで特集!!「TABETE」の手数料における問題点と克服する案【食品従事者記載】
③フードシェアリング「TABETE」のサービスの登録の仕方と利用の仕方についてまとめてみました。【祝リリース】
④これで完璧?TABETEを利用するうえで知っておきたい10の注意事項【食品従事者記載】
⑤「TABETE」がiOSアプリをリリースに至ったその3つの目的・狙いを考えてみた。【食品従事者分析】
今ココ⑥「TABETE」はフードロスを解決するフードシェアリング市場をリーディングになりうる?他社を置き去りにする4つの施策
「TABETE」とは
「TABETE」とは、余剰食品削減プラットフォームで、店間際などまだおいしく食べられるのに廃棄の危機に面している食事をユーザーとつなぎ、最後まで売り切ることを応援する、社会派のWebプラットフォームであるとのことです。
店舗とユーザーのマッチングシステムであり、下記のように流れでサービスが生まれます。 →2018年8月15日にて、TABETE内の加盟店が200店に突破したとのことでした。 また、2018年8月30日現在のTABETEパートナー店舗一覧になります。 【2020年3月19日追記】 TABETEの店舗数*は、500店以上の店舗が加盟されております。 サービスも順調にグロースされ、2019年度グッドデザイン・ベスト100(主催:公益財団法人日本デザイン振興会)、第7回グッドライフアワードの「環境大臣賞 優秀賞」に受賞されており、社会的な評価を得ております。 2018年8月20日より「TABETE」の ioOSアプリ がリリースされ、ますます使用しやすくなりました。 本題になります。TABETEのハマる仕掛けに基づいた4つの施策に関して下記の通りになります。要約しております。 「TABETE」の仕組み
販売商品を処分価格で販売。→250円〜680円に変更→以前、テレビ東京のワールドビジネスサテライトでは、あるお店の弁当が、1300円→800円で処分販売されておりました。
TABETE加盟店舗数と加盟店舗一覧について
「TABETE」のiOSアプリをリリース
TABETEの4つのプロモショーン施策
①非常に上手なSNS戦略
TABETEのSNS戦略は、一枚上手だとに感心しております。さすがの一言です。現在TABETEのSNSは下記の通りになります。SNSは、facebook、instagram、twitterを使用しております。「TABETE」を利用したい方は、最低限twitterはフォローしておくべきだと思っております。(下記に理由あり)
SNS | フォロワー数 |
4,826名 | |
1,258名 | |
7,903名 |
特にtwitter の活用法が優れている。(TABETEのビジネスモデルとtwitterの相性が良いため)
特に、twitterの活用が見事の一言です。毎日のフードレスキューはもちろん、初めて登録された店舗などtwitterしております。
- 毎日のフードレスキューの出品商品
- 口コミ情報のリツイート
- 新店舗レスキューの紹介
- プレスおよびPR情報 など
なぜ、TABETEは、twitterを利用するのでしょうか。というのも、TABETEのビジネスモデルとtwitterが非常に相性が良いからを推測しております。
TABETE | ①単品購入のため、
ユーザーが単品に対して購入する。 ②そのため、出品された商品と ユーザーのマッチングに即時性が必要。 |
即時性がある。
「いま」起きていることを 見つけることのできるSNS |
そのため、活気的にTABETE側も使用し、フードレスキューしたいユーザーもtwitterのタイムラインで確認し、タイミングが合えば利用することができます。
②twitterで発信力のある篠田氏の起用
TABETEのtwitter戦略に関して、篠田氏の起用も外せない要因でしょう。twitterのフォロワーの9,226名で非常に優れた運用をされております。<2020年3月19日現在の情報になります。>
人生を「食」に捧げる女。新卒10ヶ月で転職し、「TABETE」というフードロス削減事業の取締役になりました。Twitter運用、生き方、働き方についてつぶやきます。小2で白血病→厳しい食事制限→反動で食に目覚める→Retty新卒入社→TABETEに転職→取締役に。主に営業組織開発、デザイン、PR周りをやってます。
もともとRetty(日本最大級の実名型グルメサービス)に入社されたのち、TABETEに転職され、新卒役員に抜擢されております。個人的に、人生を「食」に捧げる姿勢が好きですね。僕も「食」に魅了され、仕事やブログを通じて「食」に貢献したいと思っておりますし。
【補足】twitterを使用するとどのような効果があるのか?
twitterを利用することで、サービスを利用するトリガー(きっかけ)を与えることができます。また、利用者がtwitterのツイートすることで、口コミを得ることができ、その口コミさえも他のユーザーがサービスを利用するトリガーになります。【口コミトリガーと言います。】
サービスを発展させるためには、いかにユーザーに習慣的に利用してもらうことが重要になります。その第一段階であるきっかけを与えるために、twitter は優れていると思います。
トリガー→サービスを利用→………→繰り返し→ユーザー自らが通知設定、積極的に情報を取得→…
参考までに、上記の分析に利用した本はこちらです。プロダクトをロンチしたい方は必見ですよ。非常に面白かったです。プロダクトを成功させるために、習慣性を用いながらユーザーにハマらすポイントについて記載してある本になります。
★フックモデルはこちらで学ぼう♪
③状況に応じたマス広告
もちろんTABETEのプロモーションはSNS関連だけではありません。状況を応じてマス広告を投入してされております。正式にロンチする前に、ガイアの夜明け、ワールドビジネスサテライトなどでTVに取り上げられ、TABETEのサービスをロンチしてからもごくたまにPRされております。
このような方法は、有償トリガーといい、一般的に新規ユーザーを獲得するために利用される手法になります。費用がかかるため継続的に使用することはできませんが、たまに使用し、新規ユーザーの獲得かつフードロス情報の認知に使用されております。
④独自PVの作成
また、TABETEでは、2018年9月6日に独自PVを作成されております。
フードシェアリングアプリ「TABETE」の紹介動画で、余剰商品をレスキューしている様子が動画でわかりますよ。
動画の方がサクッと理解できるため、新規ユーザーがサービスを始めて利用する時に感じる心理的ハードルを越えることも容易になることでしょう。
最後に
今回は、「tabete」の他社を抜きん出る4つ施策について記載いたしました。
もしかすると、「tabete」はフードロスを解決するフードシェアリング市場をトップになりうるかもしれません。ローンチされてまだまだ様々な問題が山積みかと思いますが、食品業界に携わる同業者として応援してますね。
フードロスに向き合う様々なサービスに関して、独自にまとめたページはこちらになります。ご関心があれば是非どうぞ^^
「食彩life」の運営者 dai が食品業界を分析した内容を無料で配布しております。
令和時代に向けて是非とも知っておきたい食品業界情報になりますよ。
食品業界の実態・トレンドを知ることで、食品業界の知識の向上に役立たせることができます。また、食品業界を目指している方にとって、食品メーカーで従事していた生の意見(一次情報)を知ることができます。
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