食品ロスのショッピングサイト?Otameshi(オタメシ)とtabeloop(タベループ)の8つの違いと6つの共通点をまとめてみた。【食品従事者記載】
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どうも。「食彩life」「やさしい食品表示ラボ」を運営している dai です。(プロフィールはこちら//食品業界情報は→こちら)
フードロス削減のEコマース(ショッピングサイト)である、Otameshiとtabeloopはご存知でしょうか。両者とも、購入するだけで社会貢献できるECサイトになります。
今回は、Otameshi(オタメシ)と「tabeloop(タベループ)」との8つの違いと6つの共通点についてまとめてみました。同じ余剰食品の販売サイトではあるものの、分析してみると違いがありました。
社会貢献型ショッピングサイト Otameshi(オタメシ)とは
社会貢献型ショッピングサイト Otameshi(オタメシ)とは、良い商品をお得に購入できて、少し社会貢献ができるショッピングサイトになります。お買物を通して様々な社会活動団
社会貢献型ショッピングサイト Otameshi(オタメシ)の仕組み
食品ロスの問題が世界的にも深刻な問題になっております。日本では、食べられるのに捨てられてしまっている食品(フードロス)が、643万トンと推計されております。(2016年度)
まだ食べられるものが捨てられてしまう問題、フードロスについて、社会全体が考えていかなければならない課題になります。日本のフードロスのうち291万トンが、消費段階の家庭で発生していると言われており、一人一人が行動の見直しがフードロスを減らしていく上で必要になります。
食品メーカーも例外でなく、泣く泣く廃棄しているという現状があります。その廃棄される理由は様々で、デザイン変更品、商売商品、賞味期限切れ間近、季節商品などで、一般流通できなくなり廃棄を余儀なくされております。
そこで、 Otameshi(オタメシ)で、廃棄予定だった商品を食品メーカーから提供してもらい、食品を中心に定価より圧倒的にお得な価格で販売しております。
社会貢献型ショッピングサイト Otameshi(オタメシ)の支援先とレポート
その上、商品の売上の一部をOtameshiから社会活動団体へ寄付されております。→寄付レポート|Otameshi(公式)
寄付レポートでは、定期的(3カ月単位を目安)に支援内容を更新されており消費者として好感を持ちますね。寄付金に関する領収書もアップされており、信頼感溢れる内容になってますね。
- 認定NPO法人フローレンス
- 日本赤十字社
- 国境なき医師団
- TABLE FOR Two international
- 日本動物愛護協会 etc
本来なら原則既存のルートで販売することができず、泣く泣く廃棄されてしまう商品をOtameshi(オタメシ)では販売することができ、フードロスに貢献しております。
①買うだけでフードロス削減に貢献できる?Otameshi(オタメシ)の登録方法とサービスの利用方法【食品関係者が記載】
②購入するだけで社会貢献ができる?Otameshi(オタメシ)を使用する上で知っておきたい9の注意事項
今ココ③食品ロスのショッピングサイト?Otameshi(オタメシ)とtabeloop(タベループ)の8つの違いと6つの共通点をまとめてみた。
④Otameshi(オタメシ)とKURADASHI jp(蔵出し.jp)の7つの違いと6つの共通点をまとめてみた。【食品従事者記載】
「タベループ」とは
tabeloop(たべるーぷ、タベループ)とは、売り手と買い手をつなぎ、業務用食品の仲介をするサービスになります。廃棄せざるを得ない食材を販売する仕組みになります。
買い手は、外食チェーン、仕出し、弁当、学生寮、その他、売り手は、食品・飲料・菓子メーカー、食品・飲料・菓子卸、小売店、農家・漁師、その他を想定されております。もちろん、個人でも購入することができます。
【追記】
2019年12月に日本貿易振興機構(JETRO)の「SDGs型スタートアップ支援プログラム」に採択され、2月からマレーシアのサンウェイ地区で実証実験をしております。
「タベループ」のサービスの概要
タベループのサービス(売り手と買い手をつなぐプラットフォーム)流れは、こちらになります。
- 出品は無料
- 会員登録料、月会費は一切かかりません。
- 売り手には取引成約時に15%の手数料が発生します。
- サービス開始 2018年6月29日リリース
- 加盟店舗 1,362店舗(2018年11月24日現在)
関連記事をまとめております。
●スイーツポケットから始まった。タベループ(フードシェアリングプラットホーム)を利用する前に知っておきたい7つのこと
●食品ロス削減のB2Bプラットフォーム。tabeloop(たべるーぷ、タベループ)のサービスの登録の仕方と利用の仕方をまとめてみました。
Otameshi(オタメシ)とtabeloop(タベループ)の8つの違い
ようやく本題になります。Otameshi(オタメシ)と tabeloop(タベループ)の8つの違いについて表にしてみました。
意外と違いがありました。大きく違うのは、tabeloop(たべるーぷ、タベループ)が業務用食品の取り扱いがメインに対して、Otameshi(オタメシ)は食品、飲料に限らず、美容&健康、日用品、ペットフードを取り扱っていることですね。
Otameshi | tabeloop | |
①取り扱い
アイテム1 |
食品、飲料に限らず、
美容&健康、日用品、
ペット用品、など |
主に業務用食品 |
②アイテム数2 | 1,457アイテム | 308アイテム |
③商品特徴3 | 一般家庭用向け。
カゴメ、UCC、AGFなどの
トップブランドの商品を取り扱う。 |
業務用向け商品を取り扱う。
量が多く、事業者向け。 |
④加盟店舗数
(協賛企業数) |
不明 | 1,362店舗が加盟4 |
⑤販売者 | 食品メーカー、
洗剤メーカー、
ペットフードメーカーなど |
食品メーカー、食品卸、
小売店、農家・漁師、
など |
⑥想定利用者 | 一般消費者が中心。 | 外食チェーン、仕出し、
弁当、学生寮、その他 |
⑦寄付先の
選択性 |
寄付団体を
選択可能。 |
寄付団体を
選択不可。 |
⑧最大値引率5 | 80%引きの
商品あり |
75%引きの
商品あり |
- 取り扱いアイテム数の集計は、2020年3月21日現在の情報を参照しております。(原則他の情報も同様。指定があればその情報を追記しております)
- アイテム数の算出に関して一部売り切れた商品(しかし掲載されている)も算出しております。
- 商品特徴に関しては下記に記載します。
- 2018年11月24日現在の情報を参照しております。
- 最大値引率の商品に関しては下記に記載します。
Otameshi(オタメシ)とtabeloop(たべるーぷ、タベループ)の出品商品の特徴
Otameshi(オタメシ)の商品ラインナップ例になります。一般消費者がスーパーで購入している商品がネットでお求めやすく購入することができます。
②
誰もが知るブランドの商品や野菜生活などの有名商品なども取り扱いがあります。その上、会員限定シークレット商品やタイムセールもありますので、非常に便利なショッピングサイトになりますよ。
tabeloop(たべるーぷ、タベループ)の商品ラインナップ例になります。予約販売で魚の販売(天然ブリ、天然サワラ)がされておりました。一般消費者向けというより、食品関連事業者向けですね。
Otameshi(オタメシ)とtabeloop(たべるーぷ、タベループ)の最大値引率の商品はこれだ
Otameshi(オタメシ)の最大値引率の商品はこちらになります。なんと定価の80%の値引きを実現しております。
次に、tabeloop(たべるーぷ)の最大値引率の商品はこちらになります。定価の75%の値引きを実現しております。
掲載日時によって異なります。タイムセール、在庫状況、賞味期限などによって変化しますのでご留意ください。
Otameshi(オタメシ)とtabeloop(たべるーぷ、タベループ)の課題分析
Otameshi(オタメシ)とtabeloop(タベループ)の課題に関して独自分析しております。
- Otameshi(オタメシ)としては、これまで通り協賛企業、商品ラインナップを拡充させる手法で良いのではないかと思っております。更なる商品力のあるメーカーの商品の取り扱い、一人当たりのOtameshi(オタメシ)での利用頻度を上げることができれば更なる発展ができるでしょう。
- tabeloop(たべるーぷ、タベループ)としては、現状、提供商品アイテム数が少ないため商品ラインナップの拡充が必要かと思います。加盟店舗数を活用したいところです。
Otameshi(オタメシ)と tabeloop(タベループ)の6つの共通点
Otameshi(オタメシ)とtabeloop(タベループ)の6つの共通点は下記の通りになります。
- 余剰食品削減のEコマース(ショッピングサイト)であること。
- 簡単に決済ができること。
- 購入することでフードロスの観点で社会貢献できる。
- 賞味期限の近い商品を販売している。
- 定価より大幅に安く販売している。
- 会員登録は無料。
最後に
今回は、同じ余剰食品のショッピングサイトであるOtameshi(オタメシ)とtabeloop(たべるーぷ、タベループ)を比較し、共通点と違いをまとめております。
比較してみると共通点もありましたが大きな違いもありました。これからもOtameshi(オタメシ)とtabeloop(たべるーぷ、タベループ)の発展を楽しみにしています。
フードロスに向き合う様々なサービスに関して、独自にまとめたページはこちらになります。ご関心があれば是非どうぞ^^
「食彩life」の運営者 dai が食品業界を分析した内容を無料で配布しております。
令和時代に向けて是非とも知っておきたい食品業界情報になりますよ。
食品業界の実態・トレンドを知ることで、食品業界の知識の向上に役立たせることができます。また、食品業界を目指している方にとって、食品メーカーで従事していた生の意見(一次情報)を知ることができます。
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