実は飢餓による死者数より、肥満でなくなった人の方が多い⁉︎物質主義による弊害 2018 11/15 Updated 2022.09.27 2018 11/15 Published 2018.11.15 / dai \ この記事を共有 / 8 B! リンクをコピーする 実は飢餓による死者数より、肥満でなくなった人の方が多い⁉︎... dai 8 B! リンクをコピーする スポンサードリンク スポンサードリンク どうも。「食彩life」「やさしい食品表示ラボ」を運営している dai です。(プロフィールはこちら//食品業界情報は→こちら) フードロスや飢餓をなくすために世界の食糧支援について今までまとめてきました。趣向を変えて違う観点でまとめてみたいと思います。『ホモ・デウス 上: テクノロジーとサピエンスの未来』によると、実は飢餓による死者数より、肥満でなくなった人の方が多いとのことでした。 今回は、飢餓による死者数<肥満による死者数について、かつ、個人的な見解をまとめてみたいと思います。僕は物質主義による弊害だと考えております。あなたはどのように考えますか? まとめ〜フードロス〜 ◯【フードロス削減サービス】カオスマップ@食彩life オリジナルを作成してみた ◯まるで教科書!フードロスをITテクノロジーで解決する企業・取り組みをまとめてみた【超保存版】 目次 1. 世界の飢餓状況と対処可能な問題へ変化1.1. 世界の飢餓状況について1.2. 飢餓の問題を対処可能な問題へ2. 実は、飢餓による死者数<肥満による死者数であるということ2.1. 個人的な見解3. 飢餓をなくすために取り組む団体 WFPと国連WFP協会4. 分析に使用した本は、『ホモ・デウス』5. 最後に 世界の飢餓状況と対処可能な問題へ変化 世界の飢餓状況についてと、人類の共通の課題であった飢餓問題を対処可能な問題へと変化させたことについてまとめております。 世界の飢餓状況について 世界には、飢餓で亡くなる人がいます。現に、8億1500万人(9人に1人)が毎晩空腹で寝ます。さら3人に1人が何らかの形の栄養失調に苦しんでいます。下記画像は、世界の飢餓状況2015年版になり、色別で栄養不足の人口の割合を分類しております。 飢餓の問題を対処可能な問題へ 『ホモ・デウス 上: テクノロジーとサピエンスの未来』によると、何千年と渡っていた人類の課題であった、飢餓問題を対処可能な問題に昇華させました。農業技術の発展、テクノロジーによる大量生産によって、その恩恵を人類は受けることができました。 もちろん完全になくなってはおりませんが、世界のほとんどの人が飢餓とは無縁の生活を送っております。 実は、飢餓による死者数<肥満による死者数であるということ そして実は、飢餓による死者数より肥満でなくなった人の方が多いとのことでした。驚異的な事実で僕もびっくりしました。現代では過食が深刻な問題化しており、2010年に飢餓で亡くなった人約100万人に対し、肥満で亡くなった人は300万人以上いた1とのことでした。 1:global burden of disease injuries and risk factors study 2013 個人的な見解 個人的な見解として、資本主義による物質主義の弊害であると思います。 資本主義では物を大量を作りそれを消費する、消費行動と消費社会に支えられております。そのため、ありとあらゆる食べ物が販売されるかわからないままに、大量生産されます。加工食品に溢れ、簡単にそれらを手に入れられる国では行き過ぎた肥満を引き起こしております。 国によって提供される食料が違うために、一方では飢餓で、もう一方では肥満で無くなります。食材の適切な分配や最適化を考えないといけないと思っております。飢餓で亡くなる人をひとまず救済するべきだとお思っております。 飢餓をなくすために取り組む団体 WFPと国連WFP協会 肥満で亡くなる人が飢餓で亡くなる人より多いからといって、飢餓で亡くなる人を救済しないというわけではありません。飢餓で苦しむ人は生まれた国によって悲惨な状況に悩まされ、避けがたい状況にあります。 そのような飢餓をなくすために取り組む団体は数多くありますが、著名な2つの団体は下記の通りになります。 WFP 国連WFP協会 ◉飢餓をなくすために取り組む団体 WFP(世界食糧計画;World Food Programme):飢餓と戦う世界最大の人道機関。2,100以上のNGOと提携して食糧を配っている。 国連WFP協会:WFPを支援する特定非営利活動法人。WFPと協定を結び、日本における民間からの公式支援窓口。 WFPはマクロ的に活動しており、規模感は大きい。ブロックチェーンの活用を通した援助方法など様々な方法を模索しております。国連WFP協会はWFPの理念に沿った日本の団体になります。 詳しくはこちら 混同しちゃいがち?食糧支援機構である、WFPと国連WFP協会の違いに関してまとめてみたよ イーサリアムが世界の食糧支援の輪をつなぐ?画期的なWFPの取組み「Building Blocks」とブロックチェーン技術の活用法 分析に使用した本は、『ホモ・デウス』 上記の分析に使用した本は、『ホモ・デウス 上: テクノロジーとサピエンスの未来』で、ベストセラーの『サピエンス全史』に続く物語で、人類は神性を追求するが故、「データの神」に駆逐される未来を記載されております。刺激的な話で、なかなか読み応えありましたよ^^ 上巻はこちら♪ ホモ・デウス 上: テクノロジーとサピエンスの未来 posted with ヨメレバ ユヴァル・ノア・ハラリ 河出書房新社 2018-09-05 Amazon Kindle 楽天ブックス 楽天kobo 下巻はこちら♪ ホモ・デウス 下: テクノロジーとサピエンスの未来 posted with ヨメレバ ユヴァル・ノア・ハラリ 河出書房新社 2018-09-05 Amazon Kindle 楽天ブックス 楽天kobo 関連記事はこちら。 関連記事 ◉【超要約書評】『ホモ・デウス-テクノロジーとサピエンスの未来 /ユバァル・ノア・ハラリ 』をA4用紙一枚にまとめてみた オススメ◉実質765円で読んだよ!『ホモ・デウス/ユバァル・ノア・ハラリ 』をより安く読む方法 最後に 今回は、飢餓による死者数<肥満による死者数について、かつ、個人的な見解についてまとめてみました。 衝撃的な事実でありましたが、だからと言って飢餓を救済しないといってるわけではありません。このような事実も知っておく必要があると考えました。物質主義の弊害であると個人的には思いますが、あなたはどのように考えましたか? フードロスに向き合う様々なサービスに関して、独自にまとめたページはこちらになります。ご関心があれば是非どうぞ^^ まとめ〜フードロス〜 ◯【フードロス削減サービス】カオスマップ@食彩life オリジナルを作成してみた ◯まるで教科書!フードロスをITテクノロジーで解決する企業・取り組みをまとめてみた【超保存版】