固定概念をも覆す!!2017年発売の注目の加工食品。食品業界のトレンドだよ。

スポンサードリンク
スポンサードリンク
どうも。「食彩life」「やさしい食品表示ラボ」を運営している dai です。(プロフィールはこちら//食品業界情報は→こちら)
前回は、2017年の食品業界を彩った食品トレンド(原料編)について独自に分析してみました。
今回は、2017年の食品業界を彩った食品トレンド(加工食品編)について独自に分析して見たいと思います。
Contents
スポンサードリンク
2017年を彩った加工食品部門〜ギャップを生み出す〜
2017年を彩った加工食品部門では、市場性のギャップを生み出す商品が多数生まれておりました。
消費者の固定概念を覆す商品
2017年を彩った加工食品のキーワードとして、消費者の固定概念を覆す商品だと考えます。
商品が充足しており、新商品を出しても既存の定番商品を差し替えることが容易ではありません。そのため、既存商品からギャップを生み出した商品を作り、いかに消費者に買ってもらう動機づくりが必要ですね。その火付け役はフレーバーウオーターの認知が非常に大きいのではないかと推測しております。
多くのメーカーの商品、大手流通のPB商品など多種多様な商品があり、ヒット商品を生み出すはかなり難しくなっております。それどころか、まず店頭(量販店、ドラックストア、CVSなど)に取り扱ってもらうこと自体も、年々難しくなってきております。(会社と問屋と量販店の関係性にもよるが)
そこで、陳練してもらうために、その先の消費者に購入を促すために、固定概念を覆すような商品づくりが多く見られております。まず、目に止まるような商品を作り、とりあえず買ってもらうことが重要になります。美味しければ、リピーターになってもらえますし、そのような売り方が多いように感じます。
フレーバーウオーターについて
フレーバーウオーターとは、無色透明なのに味がある飲料のことです。
昨今、フレーバーウオーターによる透明飲料が増えております。「い・ろ・は・す天然水」シリーズのフレーバー展開による商品の拡充、「南アルプスの天然水&ヨーグリーナ」がヒットにより、見た目は無色透明の「水」なのに、味はりんご、もも、ヨーグルトやという斬新なアイデアが受け、“フレーバーウォーター”と呼ばれる飲料カテゴリーの市場拡大に大きく貢献しました。
フレーバーウオーターの市場見込み
2016年7月15日のサントリーウオーターレポートによると、男女とも幅広層の利用者が拡大し、幅広く受け入れられるフレーバーウォーター 今後も利用拡大の見込みがあるのでないかと、推測されております。2015年と2014年の比較では、フレーバーウォーターは約2倍の規模に成長しています。
★この1年間で飲んだ・利用した飲用水(2015年と2016年の比較)
フレーバーウオーターは着実に伸長しております。
★フレーバーウオーターの飲用理由
やはり美味しくないとそもそも売れないと結論づけます。当たり前ですが。
サントリー天然水 PREMIUM MORNING TEA レモン
上記のフレーバーウオーターの市場拡大の流れがあり、レモンティの色の否定から生まれた、「サントリー天然水 PREMIUM MORNING TEA レモン」。
加藤産業の展示会(2017年)で試飲しましたが、味の完成度に驚きました。2017年僕が飲んだフレーバーウオーターで一番購入した商品でした。
- 紅茶の香りとコクが凝縮されたリプトンの「香り贅沢茶葉」と、丁寧に育てた有機レモン果汁を使用。
- 紅茶葉の華やかな香りを贅沢に抽出・使用することで、香り豊かに仕上げる。
- 清冽な「サントリー天然水」に、有機レモン果汁による自然な酸味を加え、すっきりした後味に仕上げる。
今では「サントリー天然水 PREMIUM MORNING TEA ミルク」も発売されております。(僕自身はあまり好きではなかったです。不自然なミルクティの味がして、味のバランスが悪いように感じました。)
焼そばモッチッチ エースコック
従来のカップ焼きそば麺は一線を画したモチモチとした食感が特徴的の焼そばモッチッチ。
カップ焼きそば市場では女性を中心に食用経験が少ない調査結果が出たとのこと。その上で麺に感する不満点があり、改良した商品づくりに着手し、消費者の固定概念を覆す商品。
僕自身は好きでしたが、会社の同僚や先輩主に男性に聞くとそこまでの印象。好き嫌いが別れる味かも…
- モチモチとした食感が特長の真空仕立て麺。
- 出し香る特製ソース、食感の良いキャベツが味を引き立たせる。
- 最後までほかほかが長続きするボックス型容器を採用。
今では「塩焼そばモッチッチ ふわり鰹だし」も発売されております。
最後に
今回は、2017年の食品業界を彩った食品トレンド(加工食品編)についてまとめてみました。
その2017年のトレンドはは、固定概念を覆すことで、フレーバーウォーターの拡充、認知から消費者の驚きやどんな味になるかの期待感を絶妙にくすぐるような商品が重要だと感じました。
商品を作ることだけに注力するのではなく、いかに手にとってもらうか、食品業界のトレンド、流行り廃りの原料などを踏まえた上での商品作りが肝要になります。継続的に売れるためには、味が最も重要な要素になります。美味しいものを既存の商品からねじれをつけて売ることがヒットを生み出す方法ではないのでしょうか。
日々食品業界の現状をウオッチしよう^^
「食彩life」の運営者 dai が食品業界を分析した内容を無料で配布しております。
令和時代に向けて是非とも知っておきたい食品業界情報になりますよ。
食品業界の実態・トレンドを知ることで、食品業界の知識の向上に役立たせることができます。また、食品業界を目指している方にとって、食品メーカーで従事していた生の意見(一次情報)を知ることができます。

スポンサードリンク
スポンサードリンク