管理栄養士を受験する前に知っておきたいの8のこと【食品従事者監修】 2018 02/08 Updated 2020.03.07 2018 02/08 Published 2018.02.08 / dai \ この記事を共有 / 1 B! リンクをコピーする 管理栄養士を受験する前に知っておきたいの8のこと【食品従事者監修】 dai 1 B! リンクをコピーする スポンサードリンク スポンサードリンク どうも。「食彩life」「やさしい食品表示ラボ」を運営している dai です。(プロフィールはこちら//食品業界情報は→こちら) 今回は管理栄養士を受験する前に知っておきたい8のことについて記載したいと思います。 ちなみに僕自身は食品科学を専攻したため、資格を所有しておりませんが、仕事柄、管理栄養士の方(得意先)にお会いすることが良くあります。また、妹が管理栄養士として取得しており、その資格を使用して仕事しております。そのため妹に実際の話を聞いた上でまとめてみました。 目次 1. 管理栄養士にできること2. 管理栄養士とは3. 資格取得流れ4. 取得における注意事項4.1. 管理栄養士養成施設の場合4.2. 栄養士養成施設の場合5. 管理栄養士資格試験合格者状況(2015年〜2017年の情報)6. 勉強のコツ7. 管理栄養士国家試験について7.1. 試験範囲および試験期日7.2. 管理栄養士国家試験の感想(2015年)8. 取得して良いこと9. 最後に 管理栄養士にできること まず、菅栄養士を取得すると実際どのような業務に携わることができるのでしょうか? 学校給食の現場にて、提供する献立作成や成長期に必要な栄養素の計算をし、適切な給食を提供できる。 産業給食の現場で献立作成や栄養面をフォローしたり、社会人や学生の毎日の職を支えることができる。 医療の現場で医療チームの一員として一人一人の患者に寄り添い、栄養指導ができる。(もちろん福祉の現場でもできる) 研究・教育機関の現場にて食に関する研究や健康に役立つ商品開発を担う調査などができる。(食品メーカーで試作したり) もちろん上記以外のこともできることはあります。うちの会社では、管理栄養士取得の方が商品開発や商品試作に携わっております。 管理栄養士とは それでは管理栄養士の説明します。下記の通りになります。 管理栄養士は、厚生労働大臣の免許を受けた国家資格です。病気を患っている方や高齢で食事がとりづらくなっている方、健康な方一人ひとりに合わせて専門的な知識と技術を持って栄養指導や給食管理、栄養管理を行います。 管理栄養士は、医療施設、老人福祉施設、介護保険施設、児童福祉施設、小・中学校、行政機関、企業、管理栄養士・栄養士養成施設、試験研究機関等で働いています。乳幼児期から高齢期まであらゆるライフステージで、個人や集団に食事や栄養についてアドバイスをしたり、特定給食施設等で献立を立てて食事を提供したり、栄養状態の管理を行い、皆さんの健康を食と栄養の専門職としてサポートしています。 参照:管理栄養士・栄養士を目指す方へ | 公益社団法人 日本栄養士会 資格取得流れ 菅栄養士の試験取得の流れは下記の流れになります。 ★第34回管理栄養士国家試験 受験書類の提出 2019年12月2日(月)〜同年12月13日(金)までに →試験日 2020年3月1日(日)→合格発表 2019年3月27日(金) 管理栄養士の受験資格を得るためには栄養士の免許を取得する必要があります。 取得における注意事項 管理栄養士の受験資格を取得するためのルートは2つあります。管理栄養士養成施設を卒業する、もしくは栄養士養成施設を卒業し、栄養士として任意の実務経験を積む場合があります。 画像引用 管理栄養士・栄養士を目指す方へ | 公益社団法人 日本栄養士会 管理栄養士養成施設の場合 管理栄養士養成施設にて必要な単位を取得すれば、栄養士免許を取得できる。さらに、管理栄養士の受験資格に必要な単位を取得すれば、管理栄養士の受験資格を取得できます。 実務期間は必要はなく、すぐに管理栄養士国家試験を受験できる。 栄養士養成施設の場合 栄養士養成施設の場合、栄養士の免許を取得後に国が定める施設で栄養士として実務経験を積む必要があります。 実務経験の年数は、栄養士養成施設での修業年数によって異なりますが、養成施設修業年数+実務経験の年数の合計が5年以上になると受験資格が与えられます。 管理栄養士資格試験合格者状況(2015年〜2017年の情報) ★第31回管理栄養士国家試験合格状況(2017年) 新卒or既卒 受験者数 合格者数 合格率 管理栄養士要請課程(新卒) 9,425名 8,704名 92.4% 管理栄養士養成課程(既卒) 1,918名 353名 18.4% 合格基準 配点を1問1点とし、総合点120点/200点以上。 ★第30回管理栄養士国家試験合格状況(2016年) 新卒or既卒 受験者数 合格者数 合格率 管理栄養士要請課程(新卒) 9,015名 7,673名 85.1% 管理栄養士養成課程(既卒) 1,656名 90名 5.4% 合格基準 配点を1問1点とし、総合点119点/199点以上。 ★第29回管理栄養士国家試験合格状況(2015年) 新卒or既卒 受験者数 合格者数 合格率 管理栄養士要請課程(新卒) 8,916名 8,507名 95.4% 管理栄養士養成課程(既卒) 2,041名 530名 26.0% 合格基準 配点を1問1点とし、総合点120点(60%)以上。 合格状況から 大学生の場合高い合格率を誇るものの、既卒者にはかなり厳しい試験であることが言える。 勉強のコツ 管理栄養士に合格するための勉強のコツは下記の通りになります。こちらの内容は妹から聞いた内容を記載しております。ちなみに一発合格です。妹は一夜漬けタイプではなく、コツコツ覚えるタイプなんで下記の勉強時間を記載しております。 1年の時からコツコツ勉強する。(人によります) 過去問を解きまくる。 最新の参考書の購入がオススメ。(毎年、診療報酬や介護報酬などのガイドラインの改定があるため) 模試を利用する。 苦手な分野だけをまとめた1冊のノートを作成する。 管理栄養士国家試験について 第32回管理栄養士国家試験(2018年3月4日(日曜))について記載しております。 試験範囲および試験期日 管理栄養士の試験範囲および試験期日になります。 <科目> 社会・環境と健康 人体の構造と機能及び疾病の成り立ち 食べ物と健康 基礎栄養学 応用栄養学 栄養教育論 臨床栄養学 公衆栄養学 給食経営管理論 試験期日 2019年3月3日(日曜) 管理栄養士国家試験の感想(2015年) 妹が該当年の試験(第29回管理栄養士国家試験合格状況)に関して記載いたします。全て妹の感想になります。 管理栄養士試験の傾向が、簡単、難しい、簡単、難しい…順で、難しいことが想定されていたが、蓋を開ければ簡単だったとのこと。基本的に、一年生の時から4年後を意識して勉強していたとのこと。半年前には「基礎栄養学」、「応用栄養学」、「食べ物と健康」を中心に勉強していた。 分野ごとに問題数が違うため問題数の多くて、重なっている分野を中心に勉強していたとのこと。【「臨床栄養学」と「人体の構造と機能及び疾病の成り立ち」をまとめて】【「社会・環境と健康」と「公衆栄養学」をまとめて】「栄養教育論」はポイントさえ押さえておけば割といけたとのこと。あとは過去問を解きまくって、問題の傾向の把握に努めていたとのこと。 妹の勉強時間:試験前(2、3ヶ月前):6、7時間 取得して良いこと 管理栄養士の資格を自分の仕事の拠り所にすることができる。 就職先は多い(良い条件とはいえないところも多数あり)。 食に携わることができ、生活に根ざした仕事ができる。 最後に 以上、今回は管理栄養士を受ける前に知っておきたい8のことについて記載いたしました。 なかなか兄弟揃って食品業界にがっつり携わっているのも珍しいですよね。お互い食に関して興味津々です。僕は営業的な観点で、妹は管理栄養士的な観点で食品業界をウォッチしております。今後も勉強していきたいですね。