飢餓問題や食料廃棄問題を解決する魔法の紙?アメリカで話題のフレッシュペーパーについてまとめてみたよ。 2018 01/14 Updated 2020.11.27 2018 01/14 Published 2018.01.14 / dai \ この記事を共有 / 15 B! リンクをコピーする 飢餓問題や食料廃棄問題を解決する魔法の紙?アメリカで話題のフレッシュペー... dai 15 B! リンクをコピーする スポンサードリンク スポンサードリンク どうも。「食彩life」「やさしい食品表示ラボ」を運営している dai です。(プロフィールはこちら//食品業界情報は→こちら) 米Fenugreenが開発した商品「フレッシュペーパー」はご存知でしょうか? 今回は、食材を乗せておくだけで食材を長持ちさせる「フレッシュペーパー」について記載したいと思います。公式HPによると35カ国もの国に流通しているとのことでした。調べていくうちに食材廃棄問題、飢餓問題の問題を解決するアイデアかもしれません。関心を持ったので記事したいと思います。 まとめ〜フードロス〜 ◯まるで教科書!フードロスをITテクノロジーで解決する企業・取り組みをまとめてみた【超保存版】 ◯【フードロス削減サービス】カオスマップ@食彩life オリジナルを作成してみた 目次 1. フレッシュペーパー(FRESHPAPER)とは1.1. 使用方法2. 会社 フェヌグリーンについて2.1. 設立者 カビタ・M・シュクラ氏(Kavita Shukla)の経歴2.2. フレッシュペーパーのアイデアの源泉2.3. 挫折からの「万人に新鮮な食べ物を」3. 最後に フレッシュペーパー(FRESHPAPER)とは フレッシュペーパーとは、米Fenugreenが開発した商品で、紙自体そのものがオーガニックスパイス生まれで(made in the US with organic spices)、バクテリアや菌類の繁殖を抑える効果があると言います。 このフレッシュペーパーの上に食材を置いておくだけで、通常の約2倍~4倍は長持ちするという効果を持っております。 FreshPaper keeps fruits and vegetables fresh 2-4 times longer,organivcally ,and colud revolutionize the global food economy. 引用:KAVITA SHUKLA: INSPIRED Presented by Moroccanoil しかもこのシートは肥料として再利用可能なんです。 Made in the USA with organic spices. Biodegradable, compostable, & recyclable. 引用:FRESHPAPER for Produce (Free Shipping!) – FreshPaper 使用方法 食べ物の下に敷いたり、挟んだりして使用できます。冷凍技術も必要なく、食品に載せるだけのため冷凍できない発展途上国でも使用可能です。 <使用箇所> 冷蔵庫の引き出し、サラダ、フルーツなどに使用可能。 <実際の使用例①> <実際の使用例②> 実際の価格は下記の通りで、枚数によって安くなりますよ。 $9.99/1枚あたり 公式サイトへ 通販サイトへ 会社 フェヌグリーンについて 「フレッシュペーパー」を作ったフェヌグリーンについてまとめてみました。 設立者 カビタ・M・シュクラ氏(Kavita Shukla)の経歴 設立者は、カビタ・M・シュクラ氏で、発明家、起業家の面を持ち合わせております。ハーバード大学で学士号を取得。National Gallery for America’s Young Inventorsに選出されてます。 その上、カルティエ ウーマンズ イニシアチブ アワード、スイス領事館、イギリス領事館、フランス外務省、レメルソンMIT財団、Davidson Instituteをはじめ、数々の国際機関や団体からの表彰実績もあり、発明家・起業家としての潜在能力を高く評価されている。 シンプルでありながら画期的な発明であるFreshPapaerについて世界各地で講演活動をする。2012年、カウフマン財団のスタートアップ・オープンで大賞を受賞し、世界有数のイノベーティブな新企業として認められた。 フレッシュペーパーのアイデアの源泉 インドの田舎に祖母の影響によるフレッシュペーパーのアイデアが生まれたそうです。 インドの水は飲食には適さないが、中学生時代のカビタ・M・シュクラ氏は誤って飲んでしまった。焦ってしまったが、祖母はスパイスを混ぜたドリンクを作り、これを飲めば大丈夫と言われてた。半ば疑いながら、飲んでみれば何ごともなく体に変化はなかった。 この不思議で印象的な事柄がカビタ・M・シュクラ氏の子ども心に残った。そこでスパイスの秘密を知りたくて、野菜や果物の腐る工程やスパイスとの腐敗の関連性を研究した。すると、一部のハーブがカビやバクテリアの繁殖を防ぐことに気づき、検証を重ねて17歳で特許を取得した。 挫折からの「万人に新鮮な食べ物を」 大学生時代にNPO法人設立し、関心を持ってもらえずに断念したが、やはり、社会人になってもこのフレッシュペーパーのことが忘れれずに、起業することになった。口コミで評判が広がり多くの支援者が現れ、開業1年弱で大手小売りでも販売を開始した。ここがゴールではなく、「万人に新鮮な食べ物を」スローガンに、世界のこの商品を広げて行きたいとのこと。 ●Our MISSION We’re addressing the enormous, yet often overlooking ,global challenge of food waste with a simple innnovation-FreshPaper. 最後に 今回は、食材を乗せておくだけで食材を長持ちさせる「フレッシュペーパー」についてまとめてみました。 冷蔵機能なしで、スパイスから生成される紙だけで通常の2〜4倍の間食品が長持ちするなんて、夢のような話ですね。創業者で発明家のカビタ・M・シュクラ氏が、インドの祖母に教えてもらったことが人生を変えるようなきっかけになるとは… 前回の「TABETE」[ReduceGo]のようなインターネットで食材廃棄問題に取り組む方法や、フェヌグリーン社のようなフレッシュペーパーのような商品によって腐敗を遅らせ、捨てるはずの食品を長持ちさせることができます。どんな形であれ、食品廃棄問題に対して一人一人前向きに取り組むことは確実にできるとのことですね。持続的な地球環境の維持・改善し、まだ見ぬ子供たちにしっかりとバトンを渡していかないといけませんね。 フードロスに向き合う様々なサービスに関して、独自にまとめたページはこちらになります。ご関心があれば是非どうぞ^^ まとめ〜フードロス〜 ◯【フードロス削減サービス】カオスマップ@食彩life オリジナルを作成してみた ◯まるで教科書!フードロスをITテクノロジーで解決する企業・取り組みをまとめてみた【超保存版】