今からでも遅くない!!「TABETE」を利用する前に知っておきたい10のこと【食品従事者が記載】
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どうも。「食彩life」「やさしい食品表示ラボ」を運営している dai です。(プロフィールはこちら//食品業界情報は→こちら)
2017年から現在にかけて食品業界の問題をITを活用して解決する動きが非常に盛んです。特に、食品業界の長年の課題である、フードロスに関して様々なITサービスが誕生しました。今まで、手をあぐねていた食品ロス問題に風穴を開けるサービスを展開されております。
今回は、「TABETE」を利用する前に知っておきたい10のことをまとめてみたいと思います。2018年にリリースされ、順調に店舗数を拡大し、iPhoneアプリ、Androidアプリも対応されております。正直、今から始めても全然遅くありませんよ。むしろ、加盟店舗が増えてきてより活発に利用できる可能性が溢れておりますよ。
フードロスに向き合う多種多様なサービスに関して、独自にまとめたページはになります。
- 1. フードシェアリング「TABETE」とは
- 2. フードシェアリング「TABETE」について知っておきたい10のこと
- 3. フードロス(食品ロス)の問題に対して世間に関心を持たせ、できる範囲で貢献してもらいたいサービス
- 4. TABETEのシステム(競合他社「ReduceGO」および「FOODPASSPORT」との違い)
- 5. 登録費用に関して
- 6. 利用価格および支払い方法
- 7. 利用エリアは、東京23区中心。加盟店舗数は…
- 8. TABETEの登録方法
- 9. TABETEの利用方法
- 10. 食品の賞味期限の設定
- 11. 提供される商品のアレルゲン情報および対応
- 12. キャンセル条件および返金手続きに関して
- 13. TABETEを利用するにあたってお得なアドバイス
- 14. 最後に
フードシェアリング「TABETE」とは
まず、「TABETE」とは、どんなサービスでしょうか?
「TABETE」とは、廃棄の危機にある食品を手軽にレスキューできるWebプラットフォームになります。いままで飲食店では、品質上問題なくても、泣く泣く廃棄しておりました。まだ食べられるのに廃棄するのはおかしいとのことで、このサービスでは、食べてもらえるユーザーをITを駆使してマッチングしております。
- 出品商品の販売価格帯:250円〜680円
- 展開エリア:東京都を中心に関東エリア、石川、静岡、愛知、大阪、兵庫、福岡など(以後順次担当エリアを拡大予定)
- 加盟店舗数*:566店舗(2020年3月18日現在の情報になります。)
- 登録者数:約10万7千人(2019年4月8日現在の情報になります。)
サービスも順調にグロースされ、2019年度グッドデザイン・ベスト100(主催:公益財団法人日本デザイン振興会)、第7回グッドライフアワードの「環境大臣賞 優秀賞」に受賞されており、社会的な評価を得ております。
【2020年3月19日追記】
市町村との連携も積極的に行われております。
- 浜松市との協定
- 金沢市との連携
- 横浜市との連携
- 大阪市との「食べ残しゼロ」の協定
その上、東京駅で期間限定の実証実験されており、その結果次第ではリアル店舗の出店の可能性もありますね。
- 実施期間:2020年1月14日~2月14日
- 営業時間:エキナカ店舗の営業終了以降
- 実施場所:JR東京駅指定の従業員休憩室
- 対象者:東京駅で働く商業施設、駅施設などの従業員
- 出品商品例:パン詰め合わせ、弁当、おにぎりなど
フードシェアリング「TABETE」について知っておきたい10のこと
「TABETE」を利用する前に知っておきたいことは要約しております。一つ一つみていきましょう^^
- フードロス(食品ロス)の問題に対して世間に関心を持たせ、できる範囲で貢献してもらいたいサービス
- TABETEのシステム(競合他社「TABETE」との違い)
- 登録費用はかかりません。
- 利用価格および支払い方法
- 利用エリアは、東京都を中心に関東エリアだけでなく、石川、静岡、愛知、大阪などに進出。加盟店舗数は…
- TABETEの登録方法 *iPhone、Androidアプリからも利用できます。
- TABETEの利用方法 引取時間に要注意!!
- 食品の賞味期限の設定
- 提供される商品のアレルゲン情報および対応
- キャンセル条件および返金手続きに関して
TABETEを利用するなら、TABETE Twitter(公式)をフォローしておこう。なぜなら、TABETEのビジネスモデルとtwitterが非常に相性が良いからです。(両社とも「今」という即時性を重要視するので、TABETEのTwitterは非常に活発ですよ。
フードロス(食品ロス)の問題に対して世間に関心を持たせ、できる範囲で貢献してもらいたいサービス
TABETEは、フードロスの問題に対して、世間に解決策を投げかけております。TABETEのサービスを通じて、ムーブメントを起こし、フードロス(食品ロス)関して少しでも関心を持ってもらいたいとのことでした。その中で、個々ができる範囲で食品ロス削減に向けた行動を促しております。
フードロスの実態
実際、日本ではまだ食べられるのに捨てられてしまっている、フードロス量は、643万トンと推計されております。(2016年度)まだ食べられるものが捨てられてしまう問題(フードロス)について、社会全体が真剣に取り組まなければならない問題になります。
より詳細なフードロス事情に関しては、今回の記事では割愛しますが、下記記事で詳細にまとめております。ご関心があればこちらもご覧ください。
①フードロス(食品ロス)とは?食料ロスと食料廃棄の違いや原因など、食品従事者が徹底的にまとめてみた。
②今から家庭でできる!いち消費者の6つのフードロス対策【食品関係者記載】
③食品業界が取り組むべき8つのフードロス対策とは【現役食品メーカー勤務者が分析】
TABETEのシステム(競合他社「ReduceGO」および「FOODPASSPORT」との違い)
TABETEのシステムとして、加盟店が出店する食品を購入する単品購入モデルになります。しのぎを削っている競合他社、「ReduceGO」が採用する定額制モデル(サブスクリプション)を採用しており、根幹のシステムが違います。
登録費用に関して
TABETEを利用するにあたり、登録費用、サービス利用に関して無料で利用できます。ただし、商品購入には商品代金がかかります。
利用価格および支払い方法
TABETEのシステムが、加盟店が出店する食品を購入する単品購入モデルになりますので、商品ごとに単価が異なります。各商品の購入ページにて表示価格になります。
支払い方法に関しては、本人名義のクレジットカードによって支払うことができます。
利用エリアは、東京23区中心。加盟店舗数は…
TABETEのサービスは、東京都を中心に埼玉、神奈川、福島、石川、静岡、愛知、大阪、兵庫、福岡に展開しております。(2020年3月18日現在の情報になります。)
<TABETE 店舗例>
実際、TABETEの加盟店舗を全て、店名、業態、最寄駅に分類してみました。ご自身のお住まいのエリアで加盟店があるかどうか確認してみよう。
TABETEの登録方法
TABETEの登録の仕方になります。【Webブラウザーの場合】非常に簡単に登録できます。登録に費用はかかりません。iPhone、Androidアプリも利用できます。
- TABETEの公式サイトの「ログイン」をクリックする。「アカウントをお持ちではないですか?新規登録」をクリックする。
- TABETEの登録画面にて、「facebookで登録」もしくは、「メールアドレスで登録」を選択できます。
- 僕はメールで登録しました。登録したメールアドレスにTABETEからの確認メールが届けば、登録完了!!
TABETEの利用方法
TABETEのサービスの利用の仕方になります。【Webブラウザーの場合】こちらに関しても、Phone、Androidアプリも利用できます。
- 登録したTABETEプラットフォーム上に、レスキュー商品が出てきます。
- 商品詳細を確認した上、引取予定時間、個数を選択し「確定してレスキューに向かう」をクリックする。
- 該当の店に到着したら、店員の方に「レスキューを完了する」ボタンを押してもらえば、食事を受け取ることができます。
引き取り時間が設定されておりますので、事前に引き取り可能時間と店舗までの距離を確認した上で注文しておこう。なぜなら、受取の期限を超えた場合にはフードを受け取ることができず、キャンセル、代金の払い戻し、代替品の請求その他いかなる請求もできない、と規定されておりますよ。(TABETEの利用規約より)
決済エラーなど、サービスに関するトラブルの場合にはTABETE事務局にお問い合わせしてみよう。連絡手段は2種類あります。
①LINE@(公式) ②問い合わせフォームからご連絡ください。
食品の賞味期限の設定
TABETEのサービスで提供している食品の消費期限に関して、商品によって様々ですが、最低でもその日のうちは安全においしく食べていただけるもののみを提供しているとのことでした。さらに、詳細にお聞きしたい場合、引き取り時に提供店舗にご自身で確認してみてみよう。
提供される商品のアレルゲン情報および対応
TABETEのサービスを利用するにあたり、店側が提供する商品情報、特にアレルゲン関する情報はご自身で提供店舗へ確認しておこう。
万が一、購入したフードが原因によるアレルギー反応が発生した場合は、ただちに医師による受診をしていただき、株式会社コークッキング(TABETEの運営会社)および販売した店側に連絡してください。
株式会社コークッキングでは、ストアが提供したフードが原因によるアレルギー反応その他の心身の異常が生じたことの損害について、一切の責任を負わないものと記載があります。そのため、アレルギー反応を引き起こした場合、店側に責任があり店の保証になります。
購入した食品が原因による食中毒またはその他心身の異常が発生した場合に関しても、同様の対応しておこう。ただちに医師による受診をしていただき、株式会社コークッキング(TABETEの運営会社)および販売した店側に連絡してください。
キャンセル条件および返金手続きに関して
TABETEのサービスで商品を購入完了後、利用者の自己都合でのキャンセルは原則できない。ただし、TABETE キャンセルポリシーによると返金可能な事案もあります。
- 出品店舗都合によるキャンセル
- 出品店舗同意によるキャンセル
*いずれの場合も、利用者ご自身で利用店舗に返金の合意を取って頂く必要があるとのことでした。
返金の手続き
TABETEの運営会社のお問い合わせ(公式)より、「返金依頼」と明記の上、下記内容を記載すること。
- 本名(氏名)
- 登録メールアドレス(SNS認証の場合はFacebookご明記ください)
- 引取予定だった店舗名
<返金受付可能期間>
上記記載の返品可能な条件を満たした上で、購入日より3日以内に受付を完了したもの。
<返金にかかる時間>
店舗側及びユーザー側の双方から弊社へ連絡が到達後、ストア側がキャンセル及び返金に同意した旨を弊社で確認出来た時点から起算し、14日以内に返金処理を行うとのこと。
※ただし、各クレジットカード会社及び決済代行業者等の事情、お問い合わせの混雑や深夜のお問い合わせなど、お問い合わせいただくタイミングによって、払い戻しにお時間を頂く場合がございます。
TABETEを利用するにあたってお得なアドバイス
TABETEのサービスを利用するにあたって、TABETE Twitter(公式)をフォローしておこう。TABETEのTwitterでは、非常に活発のツィートされており、毎日のフードレスキューの出品商品はもちろんのこと、新店舗の紹介やキャンペーンの最新情報を発信されております。
余談ですが、TABETEが精力的にtwitterで発信するのは、TABETEのビジネスモデルとtwitterが非常に相性が良いからです。(両社とも「今」という即時性を重要視するので、TABETEのTwitterは非常に活発ですよ。
さらに分析してみると、twitterを利用することでサービスを利用するトリガー(きっかけ)を与えることができます。また、利用者がtwitterのツイートすることで、口コミを得ることができ、その口コミさえも他のユーザーがサービスを利用するトリガーになります。サービスを継続・発展させるためには、いかにユーザーに習慣的に利用してもらうことが重要になり、TABETEの利用の仕方はお見事で、脱帽ですね。
最後に
今回は、「TABETE」を利用する前に知っておきたい10のことについて記載いたしました。
リリースする前から(テストマーケティングの時から)個人的にウォッチしていたサービスで、食品業界で勤務する僕からすれば、非常に興味がありました。さまざまなフードシェアリングサービスがありますが、業界全体で盛り上がっていっていただき、食品業界の古き悪い慣習をアップデートしていってほしい、陰ながら期待しております。
ランチの定額テイクアウトサービス「POTLUCK(ポットラック)」の業務提携だけでなく、、市町村との連携も進んでおります。今後の活躍がますます期待されますね。『TABETE』の2020年は跳躍の年ではないかと個人的に思っております。
TABETEの関連記事は下記の通りです。食品従事者の立場で分析しております。
①【リリース前から徹底分析】「TABETE」と「ReduceGo」の6つの違いと8つの共通点
②ガイアの夜明けで特集!!「TABETE」の手数料における問題点と克服する案【食品従事者記載】
③フードシェアリング「TABETE」のサービスの登録の仕方と利用の仕方についてまとめてみました。【祝リリース】
④これで完璧?TABETEを利用するうえで知っておきたい10の注意事項【食品従事者記載】
⑤「TABETE」がiOSアプリをリリースに至ったその3つの目的・狙いを考えてみた。【食品従事者分析】
⑥「tabete」はフードロスを解決するフードシェアリング市場をリーディングになりうる?他社を置き去りにする4つの施策
⑦【TABETEと業務提携】定額制ランチのテイクアウト、POTLUCK (ポットラック)を利用する前に知っておきたい9のこと
「食彩life」の運営者 dai が食品業界を分析した内容を無料で配布しております。
令和時代に向けて是非とも知っておきたい食品業界情報になりますよ。
食品業界の実態・トレンドを知ることで、食品業界の知識の向上に役立たせることができます。また、食品業界を目指している方にとって、食品メーカーで従事していた生の意見(一次情報)を知ることができます。
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