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食品表示検定(中級)合格に向けて検定対策セミナーの参加は必要か?実際の受講者が主観的にまとめてみたよ。

食品表示検定(中級)合格に向けて検定対策セミナーの参加は必要か?実際の受講者が主観的にまとめてみたよ。

どうも。食品系メディアを複数を運営している dai です。(プロフィールはこちら!運営メディアはこちら!「食彩life」「やさしい食品表示ラボ」「食品OEM・PBポータルサイト 食彩名鑑」)

先日食品表示検定 中級を受験して無事合格しました^^(最後の1週間は焦ってましたが…)

今回は、 食品表示検定 中級を受験する前に公式の検定対策セミナー(中級)を受講するべきか について記載したいと思います。ちなみに僕自身、食品表示検定 中級の資格を持っており、事前に初級時、中級時も検定対策セミナーを受講しました。(初級:2017年取得、中級:2018年取得)

個人的な意見としては受講すべきですが勉強の進捗度合い、法律の変更にもよりますので、食品表示の予備知識次第で参加すべきかを分類しております。

目次

食品表示検定 中級とは

まず、食品表示検定 中級とはどのような試験でしょうか。

食品表示は、安心・安全な食品を提供する意味で重要な役割を果たしており、消費者にとって商品の品質を判断し購入する上での判断材料になります。(アレルゲン患者など)試験対象としては、食品表示を理解する必要のある生産、製造、流通の現場の人材向けになり、初級と比べて難易度が上がります。

もちろん一夜漬けできるレベルではなく、つけ刃の知識であれば足元すくわれかねません。というのも、生鮮食品、加工食品、原料原産地表記でのルールに関して、非常にややこしいのです。しかし、その知識は基礎的であり、その部分で怪しいと試験の結果も芳しくありません。

しっかりとした知識を身につけて試験に臨みましょう。初級から上級を合わせた累計合格者(第1回〜第15回まで)は41,896名に達し、食品表示検定では日本国最大の規模になっております。食品表示試験が注目されていることがわかります。

試験範囲

改訂6版・食品表示検定 認定テキスト・中級』からの基礎知識と、それを理解した上での応用力を問います。法令は2019年10月1日時点で施行(法律の効力が発行)されているものを基準とのことです。もちろん、国内で製造・加工された加工食品の原料原産地表示の義務化に伴い、出題の対象となります。2019年1月16日に改定された認定テキストは、加工食品の原料原産地表示義務化の内容にも対応しており、食品表示のバイブルになりますよ。

合格基準と合格率

マークシート形式による選択問題で、全100問中70点以上が合格になります。

第17回 食品表示検定 中級(2018年6月13日) 合格実績になります。

受験者3,511人
合格者1,703人
合格率48.5%
平均点68.6点

平均点が合格点以下でした。試験難易度が、2017年より難化していたように感じました。「新たな原料原産地表示制度について」の問題が意外とあり、焦ったのではないか…と推測しております。

しっかりと暗記していれば合格できると思いますよ。まあ、そこそこ勉強は必要でした。

検定対策セミナーについて

検定対策セミナーとは、食品表示検定を運営する一般社団法人食品表示検定協会が行う、 公式の検定対策セミナー になります。食品表示検定を運営する団体による対策セミナーなので、初級受験時に検定対策セミナーが非常に良かったので、参加をいち早く決意をしました。

また今回から新たに、「新たな原料原産地表示制度について」に関して試験範囲のため、そちらの話を中心に聞きたいと思っておりました。何かしらのヒントがあるのでは…と期待しながら受講しました。初級より費用もかかりますが、落ちた場合の時間的なロスもありますので、自分への投資と思って受講しました。『改訂5版・食品表示検定 認定テキスト・中級』の重要なポイントを解説し、実力診断テストを交えながら進行していきます。初級の検定宅作セミナー同様、前回の過去問も配布されます。

検定対策セミナーの時間と費用

検定対策セミナー(中級)の時間に関して、7時間近くセミナーを受講しました。朝から夕方までびっしりでした。費用に関しては、10,300円(税込)がかかります。対策セミナーは、検定試験とは別で申し込みが必要になりますので、ご留意ください。試験のためのセミナーのため、悩む方もいらっしゃると思いますが、実際に出席した所感を記載しております。

実際参加した検定対策セミナーの様子・感想

僕が参加したセミナーは下記の通りになります。

  • 参加したセミナー:食品表示検定・中級 対策セミナー
  • 時期:2018年4月25日
  • 持参必要なもの:筆記用具、『改訂5版・食品表示検定 認定テキスト・中級』
  • 講師:的早 剛由氏
  • もらった書類:『「食品表示検定・中級」 対策セミナーテキスト』、第16回 食品表示検定中級問題および解答、実力診断テストおよび解答

食品表示検定協会としては、事前にテキストを一読してからセミナーに来て欲しいとのことでした。

受講に当たっての感想(2018年)

初級同様、的早氏の説明は安定感があり非常にわかりやすかったです。ただ、朝から夕方までの長丁場で、集中力を維持するのが大変でした。前日の体調管理は非常に重要ですね。せっかくお金を払って講義を受けるのに、体調悪いと真剣に聞けませんし。

『「食品表示検定・中級」 対策セミナーテキスト』の関して

今回も、初級セミナー出席時同様『改訂5版・食品表示検定 認定テキスト・中級』を購入したものの、全く勉強しておりませんでした。セミナーを出席して、例のごとく焦ってセミナー時から勉強をスタートしました。(この勉強の遅さが最後の1週間の鬼の追い上げにつながりました…)

セミナーで頂いた『「食品表示検定・中級」 対策セミナーテキスト』は、テキストの目次順にコンパクトにまとめられており、非常に見やすいです。ただ、中級の試験範囲が広いせいか、229個のスライドがあり(パワポ形式のため)、見た瞬間結局、『改訂5版・食品表示検定 認定テキスト・中級』の中身全てがテスト範囲なのね…と悟ってしまいました。(*印刷の仕方が両面カラーコピーで4個のスライドのため、質感的には多くないとは感じますよ)

もちろん、大事なところに関しては、強調したり、赤字で記載があったりして暗記項目がわかりやすかったですし、『「食品表示検定・中級」 対策セミナーテキスト』のスライドの右上に『改訂5版・食品表示検定 認定テキスト・中級』の該当ページが記載されており、容易に確認でき非常に活用しやすい。

前回同様、講師の的早氏の説明の仕方、話し方は非常にわかりやすく、重要そうな箇所、暗記に手こずりそうな箇所を『「食品表示検定・中級」 対策セミナーテキスト』に記入していきました。もちろん、わからない箇所は、『改訂5版・食品表示検定 認定テキスト・中級』で調べて理解するように心がけました。

「新たな原料原産地表示制度について」

今回より、「新たな原料原産地表示制度について」の説明に関しては、食品表示検定協会では『新たな原料原産地表示制度について/2018年度中級試験用補足資料』を公式HPにアップロードされておりました。その書類と『「食品表示検定・中級」 対策セミナーテキスト』の説明を受けて、理解を深めることができました。

実力診断テストと過去問

初級では配布がなかった実力診断テストに関してですが、こちらに関しては受講時キリが良いところで問題を解き答え合わせしました。問題を通じて正しい理解が得られているかを図ることが目的になります。(まあ、長丁場のなので、少しでも趣向を凝らさないと寝る人もいるかもしれませんし…)

また、実際の前回過去問がもらえるので、こちらで実践的な問題に触れることができ、より合格に近づくことができました。テストには設問の独自傾向がありますので、それを掴むことができましたよ。ただ、この過去問をテスト1週間前に解いて見たのですが、67点でマジで焦りました。その時、出張先のホテルにいましたが、思わず空を見上げました。そこから真剣に毎日勉強しました。

参考までに僕の勉強時間はこちらになります。

  • 勉強開始:試験1ヶ月前から
  • 平日の通勤時間:30分×2回程度(しない時もあり)
  • テスト前前週の土日:各1時間程度
  • テスト1週間前:2時間/日 (←過去問のレベルに焦ったため。)
  • テスト前日:3時間

合格通知書(中級)

「食彩life」運営者 daiが受講した、中級の時の合格通知になります。

全く予備知識がない人、いきなり中級から受験する人にオススメ。

検定対策セミナー(中級)に関して、参加することが必要かどうかに関してですが、個々の知識の度合い、勉強時間の有無に起因します。

検定対策セミナー(中級)にオススメする人

  • 食品表示検定の予備知識がない
  • 確実に食品表示検定に合格したい。
  • そこまで勉強する時間を取れない。
  • 食品表示検定の予備知識があり業務でも使用しているが、中級から受験する場合(過去問は入手できない環境)

検定対策セミナー(中級)に出席せずにも合格できそうな人

  • 食品表示検定の予備知識があり、初級を取得し、業務でも使用している
  • 食品表示検定の予備知識があり業務でも使用しているが、中級から受験する場合(過去問は入手できない環境)
  • 時間はあるが、お金がない人

最後に

今回は、食品表示検定 中級を受験する前に公式のセミナーを受講の有無についてまとめてみました。食品表示検定に関する予備知識によりますが、僕自身は参加して良かったと思っております。

最後の1週間は生きた心地しなかったです。久々に本気で勉強しましたね。もし、セミナーを受講される場合、すごい長丁場なんで、前日はしっかり睡眠とってからきましょうね。

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